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動画で事例内容をご覧いただけます。(3分10秒)
課題
農家の重油残量が分からず配送業務が非効率だった
解決策
重油タンクの残量を見える化。給油が必要な農家へ効率的な配送が可能に
課題
高齢化が進む農家の営農負担の軽減が求められた
解決策
残量確認の負担を軽減。配送効率化によるコスト削減で重油の値下げも可能に
課題
既存技術ではシステム導入に大きなコストがかかった
解決策
LTE-Mを活用した低コストなシステムを開発。全タンクへの導入を実現
JA西都様では、ハウス栽培の加温用重油の供給が大きな課題になっていた。壹岐様は「重油切れは栽培に悪影響を及ぼすため、生産者は毎日、重油タンクを見回り、残量確認する手間がかかっていました。また、JAは農家の重油切れを防ぐため、ローリー車で巡回給油していましたが、訪問しないと残量が分からないため非常に非効率でした。そこで残量を遠隔監視できるシステムの導入を検討。KDDIを中心とした開発チームが我々の要望に粘り強く応え、LTE-Mを活用した低コストのシステムを開発してくれました」と経緯を語る。
「IoT 燃料残量監視システム」により、約600軒の農家に設置された約1,800基の重油タンクの残量がパソコンでひと目で分かるようになった。関谷様は「以前は、ベテラン配送員の経験と勘に頼って給油が必要だと思われる農家を回っていましたが、今では正確な残量から無駄のない配送計画が作れ、作業効率が約2倍に向上しました。人員や車両など配送コストの削減で、重油価格の値下げも可能になりそうです」と言う。
生産農家に対しても、本システムは営農負担を軽減する大きなメリットを提供している。組合員からは「毎朝タンクの残量確認をしても、忙しい作業に追われてついJAへの給油依頼を忘れてしまうことがありました。厳冬期に加温ができないと作物が生育不良や病気になる恐れもありますが、新しいシステムのおかげでそうした心配もなくなり、安心して作業に集中できます」と喜びの声が上がっている。
本システムは、既設の重油タンクにも容易に導入でき、LTE-Mによりコストも大きく抑えられることから、他のJAからも関心が集まっている。壹岐様は「ITの活用は、高齢化する農家の作業負担軽減に大変有効なので全国に広がって欲しい」と思いを語る。またJA西都様では、本システムをベースにさらなる業務効率化を推進。関谷様は「配送員がハンディ端末で給油伝票を自動作成する機能や、ハウスごとの築年や面積、栽培量などを一元管理できる機能も追加し、営農基盤の強化に役立てたいと思います」と期待を膨らませる。
KDDI株式会社 ビジネスIoT推進本部 IoTイノベーション推進部 営業2グループ 課長補佐
横山 貴紀
人口減と働き方改革により配送員の確保が困難になってきており、燃料の枯渇による作物被害が心配されていました。お客さまと一緒に作り上げた「IoT燃料残量監視システム」でタンク残量などを管理し、地域農業に貢献できればと考えております。
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