愛知県名古屋市様

概要：

新型コロナウイルス・陽性者への連絡にSMSを活用。
電話連絡の負担を軽減し、“命を守るケア”に注力。

導入サービス：

KDDI Message Cast

社名

愛知県名古屋市

所在地

愛知県名古屋市中区

URL

https://www.city.nagoya.jp/

業種

官公庁・公益法人

従業員規模

1,001名以上

掲載日

2023年02月

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お客さまインタビュー

事例概要

動画で事例内容をご覧いただけます。(3分12秒)

課題と解決策

課題

爆発的な感染拡大に伴い、新規陽性者への電話連絡が追いつかなくなっていた

解決策

電話連絡をSMSでの一斉送信に切り替え、業務の大幅な省力化を実現

課題

さまざまな療養サービスの利用法などを説明することに時間を要していた

解決策

SMSでサービス紹介のウェブサイト (URL) を伝えることで、情報伝達がスムーズに

課題

HER-SYS ID (注1) など、陽性者一人ひとりに異なる情報を発信する必要があった

解決策

陽性者ごとのメッセージ変更が容易で、職員の業務効率と陽性者の利便性が向上

注1) HER-SYS : 新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム。陽性者の体調管理に使用されるほか、一人ひとりにIDが割り振られ、その番号で公的療養サービスが受けられる。

採用の理由と経緯

送信時間指定や、一人ひとりへの個別情報送信など、
必要な機能が揃っていた

名古屋市様では、新型コロナウイルス感染症対策室を中心に、市内16区にある保健センターが連携して陽性者の療養生活を支援していたが、オミクロン株による爆発的な感染拡大により、新規陽性者への電話連絡が追いつかなくなり、職員に多大な業務負担がかかっていた。こうした状況を解消するため、電話連絡の代替手段として「KDDI Message Cast」を導入。

小田様は「必要な機能が搭載され、パソコン1台あれば初期費用なしで導入できるほか、既に他の自治体さまでも成功事例があることが決め手となりました」と採用理由を語る。

導入後の効果

電話連絡の負担を軽減。重症化リスクの高い人へ、集中ケアが可能に

従来、電話で行っていた新規陽性者への連絡を「KDDI Message Cast」に切り替えたことで、職員の負担を劇的に軽減。1日当たり350時間もの業務を削減できた。

髙倉様は「我々は何よりも市民の命を守ることを最優先に取り組みを続けてきましたが、SMSを活用することで、保健師や職員を電話連絡業務から解放でき、重症化リスクの高い陽性者へのケアに集中できるようになりました。今や、情報伝達はスマートフォンが主役の時代なので、SMSでの連絡も市民の皆さまにスムーズに受け入れられています」と言う。

RPAとの連携でメッセージ送信の自動化を達成

さらに同市では、「KDDI Message Cast」とRPAを連携させ、新規陽性者に対するSMS送信の自動化にも成功している。

小田様は「HER-SYSや、医療機関からの連絡をもとに市役所で作成したデータベースから新規陽性者情報をダウンロードし、メッセージ内へのID番号の差し込みから、一斉送信するところまで、ほぼ全自動で行うことが可能になりました。『KDDI Message Cast』はもちろん、RPA (注2) の設定などについてもKDDIからサポートしてもらい大変助かりました」と対応力を評価する。

陽性者の立場に立った情報発信で、療養生活の不安を解消

「KDDI Message Cast」は、陽性者の皆さまにも大きなメリットを提供している。

近藤様は「以前は、配食など療養中に利用できるサービスについて電話で説明していましたが、一度に全てを理解するのは難しかったかもしれません。現在は、サービス紹介をしている市のホームページのURLをSMSでお知らせすることで、知りたいときに確認していただけるようになりました」と語る。

また、竹中様は「感染者の急増で、市からの連絡が遅れたこともありましたが、今は毎日2回、時間を決めてSMSで発信しているので、『まだ連絡がない』という問い合わせを受けても、『明日の10時には連絡できます』とお伝えできるようになりました。いつかかってくるか分からない電話を待つ不安を解消でき、陽性者の皆さまに安心して療養生活を送っていただけるようになりました」と効果を説明する。