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富士フイルムメディカル株式会社

富士フイルムメディカル株式会社

概要:

「クローズドリモートゲートウェイ (CRG)」と「KDDI Wide Area Virtual Switch」で、デジタルX線画像診断装置のセキュアなリモート保守を実現。
社名
富士フイルムメディカル株式会社
所在地
東京都港区西麻布2-26-30富士フイルム西麻布ビル
業 種
医療・福祉
従業員規模
1,001名以上
掲載日
2017年04月

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お客さまインタビュー

導入前の課題

強固なセキュリティが求められる医療現場では、
情報漏えいの不安から、リモート保守の導入に抵抗があった。

サービス&サポート事業本部 事業推進部 マネージャー 白戸 邦明氏
サービス&サポート事業本部 事業推進部
マネージャー 白戸 邦明氏

富士フイルムメディカル様では、IoTを活用して、医療施設に納入した自社のデジタルX線画像診断装置をリモートで保守する『ACTIVE LINE』のサービスを提供している。『ACTIVE LINE』は、光回線とインターネットVPN方式により医療機器の稼働状況を監視することで、故障の発生を未然に防ぐことができるサービスだ。しかし、医療情報の漏えい防止に細心の注意を払ってきた医療施設では、診断装置をインターネットにつなぐことへの抵抗感が強く、導入への障壁になっていた。また、こうした状況から医療施設にはインターネット環境が整備されていないことが多く、『ACTIVE LINE』を導入するには、光回線の契約・敷設工事から始めなくてはならず、サービス開始まで1カ月から数カ月かかることも大きな課題になっていた。

導入後の効果

「auの4G LTE」と「クローズドリモートゲートウェイ (CRG)」で、
セキュリティの不安と、納期の不満を解消。

デジタルX線画像診断装置からデータセンターまで、
セキュアな閉域接続を実現

納期の課題を解決するために、富士フイルムメディカル様では、通信手段を光回線から、大きな工事の不要な4G LTEに切り替えることを検討。実際に「auの4G LTE」を用いて『ACTIVE LINE』の運用評価を行ったところ、光回線と同等レベルで運用できることが判明した。白戸氏は「当初4G LTE通信は、光回線を利用できない健康診断バスのリモート保守用に検討していたが、通信速度などが予想以上であったため、医療施設向けにも提供できると判断した」とその経緯を説明する。

さらにセキュリティについては、「KDDI Wide Area Virtual Switch」(以下WVS) と、4G LTE通信を「WVS」に閉域接続できる「クローズドリモートゲートウェイ (CRG)」を採用。医療施設内のデジタルX線画像診断装置から、富士フイルムメディカル様のデータセンターまでを閉域接続できる極めて高いレベルのセキュリティも実現した。 また、KDDIの通信・ネットワークサービスを採用した理由について白戸氏は「導入検討当時、4G LTEを提供していたのはKDDIだけで、すでに多くの実績を重ねていたことに加え、「クローズドリモートゲートウェイ (CRG)」など、セキュリティの課題を解決できる提案をしてくれたことが大きかった」と振り返る。

納期短縮、運用負担の軽減、コストダウンを達成

「auの4G LTE」の採用により、光回線の敷設工事や、手間のかかっていたVPNルータの設定作業などが不要になり、納期を大幅短縮。セキュリティと納期という二つの障壁を取り除くことで、サービスの導入拡大に弾みがついた。また、コスト面についても、工事費のほか、VPNルータや固定IPアドレスなどにかかる初期費用・月額費用を削減。運用面においても、「以前はトラブルが発生すると、原因が光回線なのか、ルータなのか、プロバイダなのか特定するのに時間と手間がかかったが、今では、KDDIに連絡するだけで解決できるようになった」と白戸氏はそのメリットを指摘する。

検査領域やPACSへ、リモート保守の領域拡大を検討

サービス&サポート事業本部 テクニカルサポート部 部付次長 小川内 孝則氏
サービス&サポート事業本部 テクニカルサポート部
部付次長 小川内 孝則氏

富士フイルムメディカル様では、現在、デジタルX線画像診断装置のリモート保守を行う『ACTIVE LINE』だけに、「au の4G LTE」と「クローズドリモートゲートウェイ (CRG)」などを採用しているが、今後は、PACSやその他医療機器への拡大も検討しているという。小川内氏は「リモート保守は、当社の診断装置に付加価値を与えるサービスなので、まずはサービスを導入をしていただいて、将来的にその基盤の上でさらなる付加価値を提供していきたい。そのため、より多くのユーザー様に導入いただくことが大きな目標になっていたが、KDDIのおかげで事業戦略を前進させることができている」と言う。高度なセキュリティを実現するKDDIのIoTサービスが、富士フイルムメディカル様のビジネスに大きく貢献している。

  • ※ 記載された情報は、掲載日現在のものです。
担当からのメッセージ

担当からのメッセージ


KDDI 株式会社ソリューション事業本部 ビジネスIoT推進本部
ビジネスIoT営業部 営業2G

藤原 昇


今般のネットワークはミッションクリティカルな医療情報を取り扱う医療施設様向けのサービスとして、秘匿性と安全性に重点を置き構築しました。

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