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SMS (ショートメッセージサービス) とは? 送受信方法・サービスの選び方を解説

SMS (ショートメッセージサービス) とは? 送受信方法・サービスの選び方を解説

2025 12/5
スマートフォンに標準搭載されているSMS (ショートメッセージサービス) は、電話番号を宛先にしてテキストメッセージを送受信できるサービスです。電話回線を使用するためインターネット環境が不要で、高い開封率から個人間だけでなくビジネスシーンでも幅広く活用されています。
本記事では、SMSの基本的な仕組みやほかのメッセージサービスとの違い、利用するメリット・デメリット、具体的な送受信方法やトラブル対処法、さらには法人向けサービスの選び方まで詳しく解説します。SMSの活用方法を理解し、より効果的なコミュニケーションを実現しましょう。

※ 記事制作時の情報です。

1.SMS (ショートメッセージサービス) とは?

 SMS (ショートメッセージサービス) は、電話番号宛先にして短いテキストメッセージ送受信するサービスです。

  • SMSの基本: スマートフォン標準搭載されており、インターネット環境がなくても利用できます。 
  • サービスとの違い: 電話番号のみでメッセージ送信でき、画像動画は送れません。 
  • 文字数料金概要: 1通当たりの文字数全角最大670文字で、文字数に応じて料金加算されます。受信基本的無料です。

関連サービス: KDDI Message Cast

SMS (ショートメッセージサービス) とは?のイメージ画像

1-1. SMSの仕組みとショートメール・Cメールとの違い

SMSは、携帯電話電話回線網利用してテキストメッセージ送受信する仕組みで、インターネット接続不要なため、電波が届けば利用可能です。
以前は、「ショートメール」や「Cメール」のように、キャリアごとにサービス名が異なり、他キャリアへのSMS送信には制限がありました。しかし現在では、キャリア間の相互接続実現し、どの携帯電話会社利用者に対しても電話番号さえわかればキャリアを問わず送信できます。
SMSはテキストのみのシンプル通信手段で、AppleのiMessageや電話番号でリッチなメッセージをやり取りできるRCSのような画像動画送信既読機能などの高度機能はありませんが、その分、確実性即時性に優れています。

  • ※ 外部サイトへ遷移します。

1-2. LINEやメールとの違い|機能や特徴を比較

SMSは電話番号宛てにテキスト送信でき、インターネット接続不要なため到達率が高く、本人認証緊急連絡に適しています。LINEはスタンプ通話機能があり、日常的なやり取りに便利ですが、通知オフ既読スルー可能性も。メール長文ファイル送付に強く、ビジネスで広く使われますが、開封率はやや低めです。
それぞれの特性理解し、目的に応じて使い分けましょう。

ツール 宛先 主な機能 到達率 利用シーン
SMS 電話番号 テキスト送信 高い 本人認証、予約確認、緊急連絡
LINE ID/電話番号 テキスト、スタンプ、通話 高い 日常連絡、グループトーク
メール メールアドレス テキスト、添付ファイル 中程度 ビジネス、情報共有

関連サービス: LINE WORKS with KDDI

1-3. 送信できる文字数と料金の基本

SMSの送信可能文字数料金体系関係しています。現在最大全角670文字 (半角1,530文字) まで送信できますが、古い機種では全角70文字 (半角160文字) が上限となる場合があります。相手機種長文SMSに対応していない場合メッセージ分割されて届くこともあります。
送信料金文字数に応じて段階的加算され、70文字までは約3.3円 (税込) が目安です。例えば71文字を送ると2通分料金になることがあります。国際SMSは1通当たり50~100円程度かかる場合がありますが、受信国内外問わず基本的無料です。

2.SMSを利用するメリット

SMSを利用するメリットのイメージ画像

SMSを利用するメリット多岐にわたります。

  • 高い開封率: 通知目立ちやすく、即時確認されやすいため、重要連絡に適している。 
  • 手軽さ: 電話番号だけで送信可能顧客情報管理シンプル。 
  • セキュリティ: 二段階認証などに活用され、本人確認手段として信頼性が高い。

2-1. 高い開封率でメッセージが確実に届く

SMSは開封率が90%以上とも言われており、ほかの手段と比べて非常に高い到達性を誇ります。スマートフォンではSMS受信時ロック画面ホーム画面プッシュ通知表示されるため、見逃されにくく、即時確認される可能性が高いのが特徴です。迷惑フォルダに振り分けられる心配もなく、重要情報確実に届けたい場面有効です。

2-2. 電話番号だけで手軽に送れる

SMSは標準アプリ利用でき、相手特定アプリインストールしている必要がありません。電話番号さえわかれば送信できるため、アドレス変更アプリ登録状況左右されず、安定した連絡手段として活用できます。スマートフォンだけでなく、従来型携帯電話利用者にも送信可能なため、幅広い層に確実情報を届けられるのが大きなメリットです。

2-3. 本人確認 (2段階認証) でセキュリティが高い

SMSは、端末電話番号契約者本人に紐づいているため、本人確認手段として信頼性が高く、多くのサービスで2段階認証活用されています。ログイン時にSMSで認証コードを送ることで、IDやパスワードだけでは防げない不正ログインやなりすましを防止できます。シンプルながら強固セキュリティ対策として、ビジネスでも広く導入されています。

3.SMSを利用するデメリット

SMSの主なデメリット以下のとおりです。これらの注意点理解した上で、SMSの利用検討しましょう。

  • 文字数制限: 全角70文字を超えると複数通分料金発生する。
  • 料金: 送信ごとに費用がかかり、頻繁利用コスト増に。
  • 機能制約: 画像動画などの送信ができず、テキストのみ。
SMSを利用するデメリットのイメージ画像

3-1. 文字数制限と長文送信時の料金

SMSは全角70文字までが1通分料金として扱われ、それを超えると自動的分割され、複数通分料金発生します。
意図せず高額料金請求されないためには、送信前文字数確認し、必要に応じて内容簡潔にまとめましょう。詳細情報を送る際には、LINEやメールなど、長文添付ファイル送信に適したほかのコミュニケーションツールと使い分けることで費用を抑えられます。

3-2. 画像やファイルの送信ができない

SMSはテキストのみの送信に限られ、画像動画、PDFなどのファイル添付することはできません。マルチメディアコンテンツを送りたい場合は、キャリアメール利用したMMS (マルチメディアメッセージングサービス) やプラスメッセージ (+メッセージ)、LINEなどのほかのメッセージングアプリ利用する必要があります。
ビジネスシーン資料送付したりするような用途には不向きなため、用途に応じてほかのサービスと使い分けましょう。

3-3. 迷惑メッセージ (フィッシング詐欺) のリスク

SMSは宅配業者金融機関を装ったフィッシング詐欺悪用されることがあります。「再配達はこちら」「口座異常があります」などと偽り、URLをクリックさせて偽サイト誘導し、個人情報を盗み取る手口です。電話番号宛てに届くため、公式通知誤認しやすい点も悪用されています。心当たりのない送信元不審なURLは絶対に開かず、正規サイトアプリから確認するよう心がけましょう。

4.SMSの使用方法

SMSの基本操作シンプルで、誰でも簡単に扱えます。

  • 送信: iPhone・Androidともに標準メッセージアプリ電話番号入力し、本文作成して送信 
  • 受信: スレッド形式表示され、過去のやり取りも確認可能 
  • 拒否設定: スマホ設定キャリア公式サイトから迷惑SMSのブロック可能

4-1. SMSの送信・受信方法

iPhoneとAndroidでは画面構成多少の違いがありますが、基本操作共通です。
まずメッセージアプリ起動し、新規メッセージ作成画面を開きます。宛先電話番号入力するか連絡先から選び、本文入力して送信ボタンタップするだけです。
受信したメッセージは、送信者ごとにスレッド形式表示され、過去のやり取りも一覧確認できます。

4-2. 迷惑メッセージの拒否・ブロック設定

迷惑SMSを防ぐには、スマートフォン設定機能活用するのが効果的です。
iPhoneでは「設定」→「メッセージ」→「不明差出人フィルタ」をオンにすると、連絡先未登録番号からのメッセージ自動で別フォルダに振り分けられます。 Androidでは、標準メッセージアプリ搭載されたスパム対策機能を使って、特定番号ブロック迷惑メッセージ自動検出隔離することが可能です。

5.SMSが送れない・届かない場合の対処法

ここでは、SMSと端末チェックポイントを含め、具体的対処法解説します。具体的対処法を一つずつ確認し、トラブル解決にお役立てください。

5-1. 通信状況や端末設定を確認する

SMSが送信できない場合は、まず電波状況確認しましょう。圏外機内モードオンになっていると通信できません。アンテナ表示確認し、必要に応じて電波安定した場所移動してください。モバイルデータ通信有効かどうかも設定メニューから確認を。端末一時的不具合原因場合は、スマートフォン再起動効果的です。また、相手側がSMS受信拒否設定をしている可能性もあるため、状況に応じて確認を取りましょう。

5-2. 相手の電話番号や設定を確認する

自身スマートフォン通信環境問題がない場合は、相手原因があるかもしれません。まず、電話番号正確入力したか再確認してください。1桁違うだけでもメッセージは届きません。
特に海外への送信時は、国際SMSの受信制限しているケースがあるため、事前相手設定状況確認することが重要です。送信側確認丁寧に行うことで、不要トラブルを防げます。

6.SMS送信時の注意点

SMSを送信する際は、文字数料金内容の3点に注意必要です。

  • 文字数: 全角70文字を超えると複数通分割され、料金加算される可能性があります。長文簡潔にまとめるか、ほかのサービス検討しましょう。
  • 料金: 国内は1通約3円、国際SMSはさらに高額になるため、送信前確認必要です。
  • 内容: SMSではテキストのみ送信可能。URLを含む内容フィッシング詐欺誤解されることもあるため、慎重記載しましょう。

7.ビジネスシーンでのSMS利用

SMSは個人利用にとどまらず、ビジネス現場でも幅広活用されています。以下に、具体的活用例とそのメリット紹介します。

  • ログイン認証予約リマインダーなど、確実情報を届けたい場面活用
  • 法人向サービスでは、一斉配信自動化効果測定などの機能利用可能
  • 個人利用とは異なり、業務効率向上顧客満足度改善貢献

7-1. 具体的な活用例

SMSは高い到達率即時性を活かし、さまざまな業界導入が進んでいます。

  • 医療機関美容室飲食店
    予約前日リマインドメッセージ送信することで、無断キャンセル防止につながり、施設稼働率向上寄与します。
  • 金融機関公共サービス
    支払期日通知にSMSを活用することで、支払遅延削減回収率改善期待できます。
  • 小売業界
    セール情報クーポンをSMSで配信することで、顧客購買意欲を高め、集客や売り上げアップにつなげることが可能です。

このように、SMSを効果的活用することで、顧客エンゲージメント強化業務最適化といった、より大きなビジネス効果期待できるでしょう。

8.法人向けSMS送信サービス

企業がSMSをビジネス活用する際は、個人利用とは異なる法人向サービス効果的です。個人利用との主な違いは以下のとおりです。 

  • 一斉配信やAPI連携による自動化効果測定可能
  • セキュリティ・高到達率安定した運用ができ、業務効率顧客満足度向上貢献 

料金体系」「機能性」「セキュリティ」を軸に、自社目的に合ったサービスを選びましょう。

8-1. 法人向けSMS送信サービスの選び方

法人向けSMS送信サービスを選ぶ際は、自社目的運用体制に合ったものを選定することが重要です。
まず料金体系では、初期費用月額費用・1通当たりの送信単価比較し、送信量に応じたコストパフォーマンス確認しましょう。
次に機能性では、一斉送信、API連携短縮URL生成効果測定など、業務必要機能が揃っているかがポイントです。
さらにセキュリティ面では、国際基準認証取得データ保護体制が整っているかを確認し、安心して運用できるサービスを選びましょう。

9.まとめ

SMS (ショートメッセージサービス) は、電話番号宛先としてテキストメッセージ送受信する、シンプルかつ信頼性の高いコミュニケーション手段です。

スマートフォン標準機能として搭載されているため、アプリ追加不要で、受信通知に気づきやすいことから非常に高い開封率を誇ります。

この特性を活かし、個人連絡用途だけでなく、本人認証予約確認重要通知といったビジネスシーンでも広く活用されています。

一方で、文字数制限画像が送れないといった制約もあるため、LINEやメールといったほかのツールとの使い分けが効果的です。

法人向サービス充実しており、顧客への確実情報伝達手段として、その重要性今後も増していくと考えられます。

SMSのご活用をお考えの方は、ぜひKDDIにご相談ください。

KDDIでは、SMSに加えて、さまざまな便利機能を備えた法人向けのSMS配信サービス「KDDI Message Cast」もご提供しています。多彩機能を持つ高度コミュニケーションツールであり、お客さまのビジネス目的に合わせて、最適配信プラン機能をご提案いたします。


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