「つなぐチカラ」をよりシンカさせ、あらゆる社会課題に立ち向かう。
多数の次世代型低軌道衛星により高速・低遅延通信を提供します。
KDDIは『つなぐチカラ』でビジネス、ライフスタイル、社会をアップデートします。
場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
KDDIは、グローバルビジネスの成長をお客さまと共に実現します。
CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
※ 記事制作時の情報です。
「AWS」とは、「Amazon Web Services」の略称であり、Amazon社が提供するクラウドコンピューティングサービスです。インターネット経由でサーバーやストレージ、データベースなど多数のITリソースを必要なときに必要な分だけ利用できます。
代表的なサービスとして、仮想サーバーとして利用できる「Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) 」やストレージサービスの「Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) 」などがあります。
「AWS」などのクラウドサービス登場以前は、自社でサーバー (物理サーバー) を購入し、会社のオフィスやデータセンターに設置・管理する「オンプレミス」という方法が一般的でした。この場合、サーバー本体や周辺機器の購入、設置スペースの確保、電源や空調、定期的なメンテナンスなど、初期費用や管理の手間が大きくかかります。万が一、必要な処理能力が増えた場合には、サーバーを追加で購入しなければならず、導入や増設には時間もコストもかかっていました。
一方、クラウドサービスは、サーバーやストレージなどのITリソースを、インターネット経由で“必要なときに必要な分だけ”借りて使うことができます。そのため、自社で物理的な機器を用意する必要がなく、申し込み後すぐに使い始められる点が大きな特長です。新しいシステムを試したいなど一時的な利用にも柔軟に対応できるだけでなく、使った分だけ料金が発生するため、無駄なコストを抑えることができます。
「AWS」を利用すると、さまざまなITインフラやシステムをクラウド上で柔軟・迅速に構築・運用できます。ここでは主要な4つの分野と代表的なAWSサービスを紹介します。
サーバー環境の構築では、「Amazon EC2」というサービスを使って、AWSの仮想サーバーを必要なスペック・台数だけ利用することができます。スペックの変更や冗長化 (サーバーの複数台構成) も簡単なので、ビジネスの成長や変化に合わせてIT基盤を柔軟に調整できます。
データ保存には、「Amazon S3」が活躍します。契約しているストレージ容量に応じて、書類やファイル、画像や動画などの各種コンテンツの保存先として広く使われています。さらに「Amazon S3」は99.999999999% (※) という非常に高いデータ耐久性を誇り、業務データのバックアップやアーカイブ、大容量のデータ交換やビッグデータ分析の保管場所にも最適です。
また、アクセス権限やバージョニング、ライフサイクル管理など高度な管理機能も充実しているため、ビジネス用途から新規サービスの立ち上げまで、さまざまなシーンで柔軟に活用できるのが魅力です。
データベースの利用も「AWS」の得意分野です。「Amazon RDS (Relational Database Service) 」を利用すれば、主要なデータベースをクラウド上で簡単にセットアップ・運用できます。データのバックアップや冗長化などの管理作業は「AWS」が自動対応するため、管理者の負担が大きく軽減されます。
プログラムの実行環境としては、「AWS Lambda」が代表的です。「AWS Lambda」では自社で仮想サーバーの準備や管理をせずとも、サーバーレスで利用が可能です。使った分だけ課金されるので、コストも効率的に抑えることができます。
大企業をはじめ多くの企業が、「AWS」の先進的なクラウドサービスを活用することで、業務の効率化や事業基盤の強化、新たなサービスの創出を実現しています。ここでは、金融業と製造業という異なる業界2社の「AWS」活用事例をご紹介します。
動画で事例内容をご覧いただけます。(3分34秒)
auフィナンシャルサービス株式会社様では、「AWS」を導入することで、従来のオンプレミス環境が抱えていた課題を解決しています。運用・保守の代行による日々の運用負荷の軽減のみならず、24時間365日監視オプションを活用することでユーザーが気付く前に障害を検知できる体制を実現しています。これにより、障害発生時のダウンタイムが大幅に減少し、システム担当者は本来注力すべき業務やユーザーサービスの改善に、より多くの時間を割けるようになりました。また、「AWS」のスケーラビリティを活かし、必要な分だけリソースを最適化することで、ITコストも約3割削減しています。
このように、「AWS」とKDDIのサポートを組み合わせることで、安定したシステム運用と業務効率化、コスト最適化を同時に実現しています。実際の活用事例は以下の参考記事をご参照ください。
動画で事例内容をご覧いただけます。(2分57秒)
TOTO株式会社様は、水まわり製品のDX推進を目的に、スマートフォンアプリでお風呂の掃除やお湯はりなどを遠隔操作できるサービスを開発しました。このサービスの実現にあたっては、遠隔操作を行うためのIoT機器の開発経験がないことやプロジェクトに最適なクラウドサービスの選定が課題となりましたが、KDDIとともに「AWS」基盤を活用することで、確実なシステム連携と効率的な運用を実現しました。実際にサービス提供開始後は、多くのお客さまから「家事負担が減った」と好評の声が寄せられています。
実際の活用事例は以下の参考記事をご参照ください。
このように、KDDIでは、「AWS」の導入から運用、サポートまで法人のお客さまに総合的な支援を提供しています。これまでのご支援の結果として「AWS」のパートナープログラムにおける最上位認定を取得しており、AWS認定技術者をKDDI社内に多数擁するほか、グループ会社との連携による高度な技術力で、お客さまのビジネスやクラウド活用を強力にサポートします。
また、KDDI経由で「AWS」をご契約いただくことで、ご利用料金が最大で7% (注1) 割引となるケースもあり、コストを抑えながら豊富な「AWS」のサービスを活用できます。「AWS」の導入や運用体制でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。