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「LTE対応パソコン」を使うとどうなるの?
第2回 モバイルワーカーの利便性を徹底考察‼

「LTE対応パソコン」を使うとどうなるの?

2019 8/3
お客さま先やカフェなど、移動しながら業務するモバイルワーカーにとって、スキマ時間をいかに有効活用するか、は重要な課題です。本コラムでは、従来のツールとの比較により、「LTE対応パソコン」の利便性について考察します。

1. 営業マンA氏、わずかな『ひと手間』が悩みの種

新規顧客開拓ミッションとする、営業マンのA氏。連日アポイントでお客さま先への訪問を繰り返しています。
今日午後から大事提案の日です。前日まで準備を重ね、朝は別のお客さまとの打ち合わせのため、直行します。

午前中の打ち合わせを終え、ランチをとっているところに、社内同僚から連絡が入りました。「午後提案の件、資料見直していたんだけど、製品価格情報間違いがあるよ…最新資料メールするから、必ず差し替えて提案してね」A氏はすかさず、ノートパソコンを開き、モバイルWi-Fiルーター接続を試みます。ここで、A氏は重大なことに気が付きました。「モバイルWi-Fiルーター充電忘れてた…」しかも、モバイルWi-Fiルーター充電ケーブル会社に置いたままです。

モバイルWi-Fiルーター充電は残り数%、容量の大きな添付ファイル付きのメール受信するには心もとない感じです。それなら、と今度スマートフォンでのテザリングを試みますが、朝からのフル活用スマートフォン充電ピンチに。なんとか、充電可能カフェを見つけ、スマートフォン充電しながらテザリングしてメール受信しますが、なかなか接続できません。

時間はもうギリギリ…。冷や汗をかきながら、なんとか資料修正して、約束アポに間に合わせることはできましたが、慌てて駆け込んだため、せっかくの提案感触はいま一つでした…。

いかがでしょう。こんな胃の痛い経験をしたことがある方は、多いのではないでしょうか。

モバイルWi-Fiルータースマートフォンテザリング便利ですが、荷物が増える上に、充電切れや接続不安定さは深刻です。デスクの上はいつも充電ケーブルだらけで、外出出張の多いモバイルワーカーにとっては、この接続充電の『ひと手間』の積み重ねが、大切ビジネス機会損失につながりかねない毎日を送っているのです。

2. 働き方にあわせた"ノートパソコンの進化"が必要に
~モバイルルーター、テザリングとの比較~

スマートフォンタブレット活用充電OKのカフェ無料Wi-Fi完備リモートオフィス施設増加など、モバイルワーカー環境は徐々に整備されつつあります。

しかし、見積書提案書などのドキュメント作成社内インフラへのセキュアアクセスには、ノートパソコンが欠かせません。スマートフォンタブレットはWindows OSではないため、資料表示崩れが起きる心配もあります。

しかし、現状ノートパソコンインターネット接続するためには別途モバイルWi-Fiルーター専用ドングル、あるいはスマートフォンによるテザリング必要です。

パソコンスマートフォンのように、画面を開いたら接続されて、スグ作業に取り掛かれないものなのか…そんなニーズを満たすのが、「LTE対応パソコン」です。

au ICカード (SIMカード) 搭載のLTE対応パソコンは、4G LTE常時接続でWi-Fiの接続設定不要です。使い慣れたノートパソコン最大弱点とも言える接続のたびにかかる『ひと手間』をなくし、取り出してディスプレイを開けば、すぐにインターネットアクセスして作業ができます。

LTE対応パソコン モバイルWi-Fiルーター スマートフォンによるテザリング
持ち運びしやすさ
ノートパソコンと充電器のみ
×
ノートパソコンとルーターの2台、それぞれの充電器も必要
×
ノートパソコンとスマートフォンの2台、それぞれの充電器も必要
接続しやすさ
4G LTEで常時接続なので、ノートパソコンを起動してすぐにネットワークへアクセス
×
接続の都度、ルーターの起動が必要
×
接続の都度、スマートフォン設定が必要
充電
ノートパソコンのみ充電

ルーターの充電は長持ちするが、 意外とルーターの充電を忘れがち

スマートフォンの充電が心配
コスト
パソコン自体の価格は機種によっては高いが、通信費はモバイルWi-Fiルーターと変わらない

普及が進み機器、通信費ともに安い

スマートフォンのテザリング料金は高くはないが、会社支給スマートフォンではないと個人負担に

図:従来の接続との比較

3. 「LTE対応パソコン」導入への道

A氏の会社では、Windows7のサポート終了への対応、という観点から古い機種から順次パソコンリプレイス実施されることになりました。A氏はすかさず、ウェブで見かけた「LTE対応パソコン」を希望します。当初価格が高い、と管理部門難色を示されましたが、A氏には秘策がありました。

同僚に話を聞くと、1日に平均3回はモバイルWi-Fiルーターでの接続を行っていました。同じ部署営業メンバーは10名。1回あたり接続に1分かかるとして、一人あたり3分、全員だと1日に30分になります。ビジネスデーが20日だとして、月になんと6時間ものスキマ時間無駄にしていることがわかりました。このスキマ時間有効活用できるようになれば、時給換算でかなりのコスト削減効果です。

さらに、同僚の中には『便利だから』と無料のWi-Fiスポット利用しているメンバー大勢いました。無料のWi-Fiスポットの中には、悪意あるハッカーがなりすましで偽のWi-Fiスポットを立ち上げ、IDやパスワードを抜き取る、という手口横行しています。「LTE対応パソコン」であれば、そのセキュリティリスクが防げて、さらには万が一の紛失時にも、常時接続による遠隔でのデータ消去ロック可能であることも調べ、管理工数削減できる、とA氏は『LTE対応パソコン導入検討して欲しい』と、再度申請しました。

最終的には社長が「最新のものが安全効率的であることは当然。これからの時代モバイルワークができない会社は勝ち残れない」と理解を示してくれて、晴れて全社導入決定。加えて、「KDDI Flex Remote Access (以下、FRE)」(注1) や「CPA(注2) というリモートアクセスサービス同時展開され、A氏の会社は、安全快適モバイルワークによる新規営業活動加速していくのでした。

  • 注1) FRE:さまざまな通信デバイスネットワーク環境からつながる利便性の高いリモートアクセスサービス
  • 注2) CPA:許可されている端末とau ICカードの組み合わせからだけの通信許可するサービス (別途、KDDI VPNサービスのご契約必要です)

4. 導入企業の事例紹介

そのほかの企業でも、さまざまな課題解決策として「LTE対応パソコン」の導入が進んでいます。その一部をご紹介します。


パッケージソフトウエア業 (従業員数190名)

課題タブレット導入していたが、Officeドキュメント編集時に使い勝手が悪い。

導入効果業務効率生産性が大きく向上


建築売買業 (従業員数545名)

課題パソコン+モバイルWi-Fiルーターにより社外からシンクライアント (注3)利用するが、セッションが切れる、遅延するなどストレスが高い。

導入効果同時に、KDDIのVPNを利用したリモートアクセスサービスCPA」も導入既存ネットワーク活用し、出先から社内サーバーストレスなくアクセス可能に。加えて、「KDDI Smart Mobile Safety Manager  (以下、KDDI SMSM)」により、情報漏えい対策実現

  • 注3)企業などで社員が使うクライアント (パソコン) を最小限機能を持たせるにとどめること。導入することで社員一人ひとりのパソコンアプリケーション導入する必要がなくなるとともに、パソコン機器自体価格も下がることから、全体コスト削減できるというメリットがある。また、社員個人パソコンにはデータ保存ができなくさせるシステムもあり、データの漏えいなどがなくなり、セキュリティの面でもメリットがある。


LTE対応パソコン導入なら、SIMカードからセキュア通信サービスまで、まとめてKDDIにおまかせください。

次回は、メーカー担当者直撃!「LTE対応パソコン」の開発意図機能について、詳しく解説します。


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