読み方 : バッファ
正式名称 : Buffer
バッファは、デジタル通信やコンピュータシステムにおいて、データの流れを調整するために使用されます。例えば、音声や動画のストリーミング時に、データがスムーズに再生されるように一時的にデータを蓄えておくことが必要です。これにより、送信側と受信側の処理速度の違いを埋めることができ、データの欠落や遅延を防ぐことができます。
「バッファを持たせる」という表現は、システムやアプリケーションに対して、データを一時的に保存するためのバッファを設けることを意味します。これにより、データの流れがよりスムーズになり、処理速度の差を吸収することが可能となります。例えば、プログラムにおいて、バッファを持たせることで、データの読み込みや書き込みが効率的に行えるようになります。
一般的に、バッファのサイズが大きいほどデータの流れは安定しますが、メモリ使用量も増加します。逆にバッファが小さいとメモリ効率は良いですが、データ処理が間に合わない場合があります。
バッファは、ネットワーク通信だけでなく、ハードディスクやプリンターのデータ転送、オーディオ処理など、さまざまなシーンで利用されています。