通信と多様なケイパビリティを活用し、DXと事業基盤サービスでお客さまビジネスを支援します。
CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
KDDIは『つなぐチカラ』でビジネス、ライフスタイル、社会をアップデートします。
場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
多数の次世代型低軌道衛星により高速・低遅延通信を提供します。
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課題
海上は通信環境が悪く、通話やインターネットが利用しにくかった
解決策
陸上と同等の通信が可能になり乗組員の満足度が向上
課題
船から陸上拠点へすぐに連絡できず緊急時対応に時間を要することがあった
解決策
通話もメールもすぐにつながり一層の安全運航を実現
課題
海上における通信環境の未整備が新たなサービス創出の妨げになっていた
解決策
高速・大容量・低遅延の通信で新たな旅客向けサービスが可能に
国内最大規模 (注) のフェリー・内航RORO船事業会社である商船三井さんふらわあ様。2023年10月に、株式会社フェリーさんふらわあと、商船三井フェリー株式会社の事業統合によって誕生した同社では、新たなスタートを機に、DX推進や旅客向けの新サービス開発、働き方改革などを推進。こうした取組の一環として、海上における通信環境改善を目指し「Starlink Business マリタイムプラン」(以下、Starlinkマリタイム) を内航RORO船「むさし丸」に設置してトライアル導入を決定した。
導入理由について松本様は「以前から海上での通信環境に課題を感じており、『Starlinkマリタイム』のサービスが7月に始まると聞き、他社に先駆けて導入したいと思い早々に申し込み手続きを行いました。アンテナが驚くほどコンパクトで、設置も容易であることから、まずはトライアルとして導入しました」と経緯を語る。
「Starlinkマリタイム」の導入により、海上でも陸上とほぼ同じ感覚でインターネット利用が可能になった。
山本様は「航海中、いつでもインターネットが利用できるようになり、労働環境の改善につながりました。乗組員からも『家族とLINE通話ができた』と喜びの声が寄せられています。
また人材不足が深刻化するなかで、海上でのインターネット環境の整備は、若手人材の採用・定着にも効果を発揮できると期待しています。航海に出る数十日間、外界から隔絶されてしまうことは、とくに若い人の採用に大きなネックになっていましたが、『Starlinkマリタイム』が人材獲得の大きな強みになると思います」と導入効果を説明する。
エンジニアとして内航RORO船「むさし丸」に乗船し、航海中に「Starlinkマリタイム」をご利用の佐藤様は、実際の使用感について次のように話す。
「インターネットアクセスが可能になったことで、休憩時間にSNSやチャットが楽しめるようになりました。動画も自宅で見るのと変わらない高画質で視聴できるので気分転換ができ、長期間の航海業務も快適になったように感じています。
また、業務面においても、以前は時間のかかることがあった船と陸上拠点との連絡がスムーズに行えるようになり効率化が果たせています。とくに、緊急時には、陸上と連絡がつかないと対処が遅れてしまうこともあり得るので、運航の安全性向上にもつながっています」と話す。
船上に高速・低遅延の通信環境を整備できたことで、新たなサービス創出への可能性も広がっている。
松本様は「現在は、海上でのWi-Fi利用は乗組員のみですが、今後はお客さまへの提供も視野に入れています。また、航海中の映像をリアルタイム配信するなど、新たなコンテンツサービスも検討中です。実は先日の経営会議で、船上のリアルタイム映像を公開したのですが、今まで見ることができなかった映像に役員から思わず拍手が上がる場面もあり、新サービス展開への期待が高まっています。当社には『海陸一体』という言葉がありますが、『Starlinkマリタイム』によるDX推進で、海陸一体のビジネスを構築していきたいと考えています」と今後の抱負を語る。
KDDI株式会社 ビジネスデザイン本部 エネルギー・運輸営業部
営業5グループ グループリーダー 山下 和 (右)
同グループ 山田 一樹 (左)
これまで船上では実現が難しかったことが、Starlinkによるインフラ環境変化がもたらされることで、検討可能な船舶DXの領域が広がるものと考えています。 通信のみならずさまざまな分野で、商船三井さんふらわあ様の事業拡大と課題解決の伴走をさせていただき、真のパートナーとなれるよう努力してまいります。
KDDI 法人営業担当者が、導入へのご相談やお見積もりをいたします。
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