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地中熱ヒートポンプシステムとは、自然エネルギーである地中熱を冷暖房に利用するもので、掘削孔に挿入したパイプ内に流体を循環させ、吸収した地中熱を地上のヒートポンプで必要な温度領域の熱に変換するシステムである。既に実用化されているが、地中にパイプを設置するためには深さ数10mの掘削が必要になり、このコストを低く抑えることが更なる普及の条件とされている。一方地盤の熱伝導率は場所によって異なるため、これを測定し地中熱交換器設計の最適化を行えば、結果的に掘削コストの削減につながる。これが葛准教授らが取り組む「熱応答試験」である。熱応答試験では配管経路に各種センサーを設置するが、取得したデータをサーバに転送・蓄積し、研究室等、別の場所にある解析用パソコンから閲覧する仕組みが必要とされた。
札幌市郊外の試験現場で指揮を執る葛准教授 (空間性能システム部門・空間性能分野・環境システム工学研究室) に試験内容を尋ねた。「ここでは『地中熱交換器の低コスト化』『ヒートポンプの高効率化』『地下水を利用した設計手法の開発』をテーマにしています。試験孔を80mほどの深さまで掘り下げ、U字管と呼ばれるパイプを挿入し、一定加熱量、流量の条件で循環した不凍液の状態を調べることで地盤の物性を測定しています。
加熱中、不凍液の温度が上がりづらい場合は、熱が伝わりやすい地盤、逆の場合は熱が伝わりづらい地盤ということになります。取得するデータは、主に出入り口の温度、流量、圧力、ヒーターの加熱量、ポンプの消費電力など10項目弱です。」各種センサーからの信号はケーブルを経由してロガーとよばれる計測結果処理装置に入力され、通信アダプターから「KDDI M2Mクラウドサービス」のサーバに送信される。
「試験現場は戸外ですので、その場では十分なデータ分析ができません。導入後は自動的にデータがクラウド上にアップされるので、研究室内でリアルタイムな状況を把握することができるようになりました。またこのサービスは特別なインフラを必要とせず、低コストですぐに利用できました。画面もグラフィカルなインターフェースでとても見やすい。計測データのダウンロードもできます。大変重宝しています。」
KDDI株式会社 ソリューション事業本部
コンバージェンス推進本部 モバイルビジネス営業部
小林 敦
陰ながらではありますが、エコロジカルな社会創造に貢献する研究開発の一端を担えて、大変光栄に思います。私どもの営業活動を通じて、「M2Mソリューション」が、産業界のみならず学術研究にも活用されていることを広くお伝えしていこうと思います。
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