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上場企業からの適時開示情報の発表は、四半期決算時などの15時以降に集中するため、公開と同時にアクセスが殺到。さらに、年々、各企業が開示する情報量や回数が増え、インターネット利用者数も増加しているため、瞬間的に増大するトラフィックに対応できる充分な帯域と処理速度が求められた。また、各企業の経営に関わる重要な情報を扱うため、外部からの不正アクセスを防ぐ、最新のセキュリティ対策が必要だった。
日本取引所グループ様は、インターネット接続部の更新について複数のベンダーや通信キャリアと検討を重ねた末、KDDIから提案のあったインターネット接続部のアウトソーシングサービスを採用。KDDIは以前から、インターネット接続環境として「KDDI インターネットゲートウェイ」「KDDI DDoS対策サービス」を提供していたが、今回、これに加えてサーバやファイアウォールなどの接続機器とその運用管理、セキュリティ対策まで、インターネット接続部のすべてを月額制サービスとして提供するプランを提案。坂本部長は「接続機器を自社で保有・管理し、セキュリティリスクに自ら対応することが大きな負担になっていた我々にとって、KDDIの提案は業務負担の軽減と、セキュリティ対応のスピードアップを実現できるものだった」と評価する。
また阪部氏は「過去5年間「KDDI インターネットゲートウェイ」は大きなトラブルもなく、バックボーンの信頼性を実感できたことや、実績のある「KDDI セキュリティソリューション by LAC: 監視」の提案も採用決定につながった」と説明する。このサービスによって、接続機器の脆弱性の発見時や、新たなセキュリティリスクの発覚時にはKDDIが能動的に対策を行うので、日本取引所グループ様はつねに安心してインターネットを活用できるようになった。
また、トラフィックについては、最新スペックの接続機器導入により処理速度の高速化を実現。適時開示情報の公開集中時も問題なく対処でき、「2020年を目処にしたサイジングがうまくいっている」と坂本氏は胸を張る。社会的に責任のある情報を扱い、つねに万全のセキュリティ対策が求められる日本取引所グループ様のインターネット接続をKDDIのワンストップサービスが支えている。
KDDI 株式会社 ソリューション事業本部
ソリューション営業本部 金融営業部 営業4グループ
開居 泰昌
世界主要取引所の上位に位置する、日本取引所グループ様の大変重要なインターネット環境に一元的に携わることができ大変嬉しく思います。投資判断上、重要な情報を配信する「適時開示システム」の閲覧などにも利用されており、市場利用者さまに安心してご活用いただけるようKDDIの総合力で運用、監視を対応させていただきます。今後も一層お客さまの発展に貢献できるようにセキュリティ強化について継続的にご提案できればと考えております。
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