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画像診断装置などをインターネットVPNで外部につなぎ遠隔監視する『シーメンスリモートサービス』は、装置のダウンタイム削減など多くのメリットを提供できるが、患者情報や研究データ流出などのセキュリティ懸念から、導入を躊躇する医療施設があった。金原氏は「第三者機関の認証を受けた高いレベルのセキュリティ機能を実装していても、医療施設の納得を得るのに時間がかかった」と課題を説明する。また従来のネットワーク構成では、クラウドによる情報共有など、新しいオンラインサービスを提供するには接続回線を増設する必要があり、医療施設側のセキュリティホールおよび管理負担が増えることから、躊躇されることがあった。
シーメンスヘルスケア様は『シーメンスリモートサービス』のネットワーク構成をKDDIの閉域網「KDDI WVS 2」に変更。セキュリティレベルのさらなる向上を果たすとともに、キャリア品質の安心感で医療施設のセキュリティ懸念を払拭。金原氏は「我々だけではなく、ネットワークのプロであるKDDIと組むことで、お客さまにより安心してサービスを導入してもらえるようになった」と効果を説明する。
また、「KDDI WVS 2」の導入によって、1本の回線で監視サービスだけでなく、クラウドサービスなど異なるサービスを提供できるようになったため、新たに開始した医用情報共有のクラウドサービス『teamplay』の導入が以前より容易になった。さらに「KDDI WVS 2」のセキュリティクラウド機能で、医療施設内にファイアウォールを設置する必要が無くなり、セキュリティ管理負担を大幅に軽減できた。
KDDIのサポートによって、医療施設内へのルータ設置やネットワーク開通作業も大幅に簡略化。「作業時間が約10分の1に短縮できたほか、作業による医療サービスの中断など、お客さまへの影響も最小限に抑えることができた」と下島氏は言う。また金原氏は「今後のIoT時代を見据えたオンラインサービスへの転換を図る我々にとって「KDDI WVS 2」は大きな追い風になる」と、KDDIに期待を寄せている。
KDDI株式会社 ソリューション営業本部 海外法人営業部 1G
胡桃沢 裕
シーメンスヘルスケア様のビジネスに貢献できたことを大変嬉しく思っております。お客さまの経営課題をさらに理解し、ビジネスパートナーという関係を築いていければと考えております。
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