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ネットワークセキュリティとは?主な脅威と今すぐ始めるべき対策11選

ネットワークセキュリティとは?主な脅威と今すぐ始めるべき対策11選

2026 3/30
昨今、企業を取り巻く環境のIT化にともない、ネットワークセキュリティがより重視されるようになっています。ネットワークセキュリティ対策を検討しているものの、対策方法が多岐にわたるため、自社に合った対策方法がわからず悩んでいる方も多いでしょう。この記事では、ネットワークセキュリティの概要と重要性、具体的な対策方法を解説します。

ネットワークセキュリティとは?

ネットワークセキュリティとは、ネットワーク接続しているパソコンシステム
情報資産サイバー攻撃情報窃盗から保護するための対策のことです。

1.ネットワークセキュリティとは?

ネットワークセキュリティとは、企業パソコンサーバー、そして大切な「情報資産 (顧客情報技術情報など)」を、サイバー攻撃情報漏えいといった脅威から守るための、すべての対策のことです。

これは、家を守るセキュリティシステムに似ています。私たちは、不審者が入れないように玄関に鍵をかけ (不正アクセス対策) 、大切貴重品金庫にしまいます (データ保護)。ネットワークセキュリティは、この防御企業のIT環境全体で行うものです。

その目的は、情報が「盗まれない (機密性)」「改ざんされない (完全性)」「いつでも使える (可用性)」という3つの状態維持することにあります。この3要素は、情報セキュリティ基本である「CIA」と呼ばれています。

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2.ネットワークセキュリティにおける主な脅威

ネットワークセキュリティ対策を怠ると、具体的にどのような危険に晒されるのでしょうか。ここでは、企業存続を揺るがしかねない、代表的サイバー攻撃脅威紹介します。


2.1 マルウェア感染

悪意のあるソフトウェア (Malicious Software)」の総称で、メール添付ファイル不正なWebサイト経由パソコンサーバー侵入し、さまざまな被害をもたらします。

  • ランサムウェア近年被害が大きい脅威の一つ。感染したパソコンサーバー内のデータ勝手暗号化し、「元に戻したければ身代金 (Ransom) を払え」と要求します。事業完全ストップし、多額金銭的被害信用失墜につながります。
  • ウィルス/ワーム自己増殖しながらネットワーク内に感染を広げ、データ破壊したり、システムダウンさせたりします。
  • スパイウェアユーザーに気づかれずにパソコン潜伏し、IDやパスワードクレジットカード情報などの個人情報を盗み出します。

2.2 不正アクセス・なりすまし

IDやパスワードを何らかの方法で盗み出し、正当利用者になりすましてシステム侵入する攻撃です。機密情報窃取や、さらなる攻撃の踏み台として悪用されます。

  • フィッシング詐欺金融機関取引先を装った巧妙な偽メールを送りつけ、本物そっくりの偽サイト誘導してID・パスワード入力させ、情報を盗み取ります。
  • 総当たり攻撃 (ブルートフォースアタック) : パスワードを考えられる全てのパターン機械的に試し、強引ログインを試みます。

2.3 サービス停止を狙った攻撃

Webサイトサーバーに対し、大量アクセスデータ意図的に送りつけることで、システム過負荷状態にしてダウンさせる攻撃です。

  • DoS/DDoS攻撃攻撃者単独 (DoS) または複数パソコンから分散して (DDoS) 、一斉攻撃仕掛けます。これにより、Webサイト閲覧オンラインサービス提供不可能になり、ビジネス直接的打撃を与えます。

2.4 サプライチェーン攻撃

セキュリティ対策強固大企業直接狙うのではなく、取引先であるセキュリティの甘い中小企業などをまず攻撃し、そこを踏み台として標的企業侵入する、近年増加している巧妙攻撃手法です。「自社だけ」の対策では防ぎきれない脅威代表例です。

3.ネットワークセキュリティはなぜ必要?

ネットワークセキュリティ重視されている理由の一つとして、企業における環境業務のIT化が挙げられます。
クラウドサービスペーパーレスなどの普及で、機密情報を含む企業のあらゆるデータインターネット上で保管されるようになりました。

さらに、オンライン会議リモートワーク以前よりも一般的になり、社外から社内ネットワークアクセスする機会も増えてきています。

このような状況を受け、ネットワークセキュリティによりサイバー攻撃から資産情報を守ったり、第三者への情報漏えいを防いだりすることが、企業にとっての重要責務となっています。

4.種類別のネットワークセキュリティ対策

ここでは、ネットワーク形態別セキュリティについて説明します。


4.1 クローズドネットワーク対策

クローズドネットワークとは、限られたユーザーのみがアクセスできる、いわゆる社内ネットワークのことです。
インターネットからは隔離されているため、Webやメールからのマルウェア感染といった外部からの攻撃を受けにくいのが特長です。

一方内部からの攻撃には弱く、社員による不正不注意によってセキュリティリスクが起こる傾向にあります。
具体的には、内部から接続した機器からのマルウェア感染や、データ不正持ち出しによる情報漏えいなどが起こる可能性があります。

特にオフィス内のWi-Fi (無線LAN) は、この「閉じたネットワーク」への入口であり、ここを突破されると、いとも簡単内部への侵入を許してしまいます。Wi‑Fi アクセスポイントセキュリティ設定非常重要です。

まずは以下基本的なWi-Fi設定見直しましょう。

  • SSID (ネットワーク名) を外部から見えないように設定する (SSIDステルス)
  • ネットワークセキュリティキー (Wi-Fiパスワード) を推測されにくい複雑なものにし、定期的変更する

これらに加えて、以下のような対策有効です。


4.2 オープンネットワーク対策

オープンネットワークとは、インターネット接続することで社外ユーザーアクセスできるネットワークのことです。クラウドサービスコーポレートサイトなどが該当します。

誰でもアクセス可能なため、ウィルス感染不正アクセスなどの外部からの攻撃を受けやすいという特徴があり、それらに対する対策重要となります。併せて、クローズドネットワーク同様内部からの攻撃への対策必要です。
つまり、オープンネットワーククローズドネットワークよりもさらに厳重セキュリティ対策が求められます。

オープンネットワークにおけるセキュリティ対策は、主に次のとおりです。

5.ネットワークセキュリティの具体的な対策

続いて、ネットワークセキュリティ具体的対策について説明します。
複数対策を組み合わせ、あらゆるセキュリティリスクに備えることで、強固ネットワークセキュリティとなります。


①不正な侵入を防ぐ【入口対策】


ファイアウォールで、ネットワークの「入口」を固める

ファイアウォールは、不正アクセスウィルス感染といった外部攻撃からネットワークを守るためのセキュリティツールです。

ファイアウォール外部からの通信監視し、許可されていないパケット (分割されたデータ) を感知すると通信遮断し、管理者通知します。
製品によっては、フィルタリング機能に加えてさらに高度機能搭載されているものもあります。
ネットワーク規模目的に合わせて適切なものを選択するとよいでしょう。


NAC で「安全でない端末」の接続をブロックする

今や、社内ネットワーク接続する端末社内デスクトップに限らず、社外使用するノートパソコン私用スマートフォンなど多様化しています。そのため、たとえ自社セキュリティ対策十分であっても、セキュリティ対策がされていない端末社内ネットワーク接続すると、それがセキュリティホールになり、攻撃を受けやすくなるおそれがあります。

ネットワークアクセス制御 (NAC) は、社内ネットワークへの接続を試みるユーザー端末認証し、企業が求めるセキュリティポリシーを満たしている場合に限り接続許可するセキュリティ技術です。
端末ウィルス対策ソフト導入状況やOSのバージョンなど、一定水準を満たさないとネットワークへの接続許可されません。


VPNで、社外からの「安全なトンネル」を確保する

仮想プライベートネットワーク (VPN) は、インターネット回線とは別に作られた専用回線のことです。

通常出張先など外部から社内ネットワークアクセスすることは不可能ですが、VPNを利用することで外部からでも社内ネットワーク接続できるようになります。
通常インターネット回線と異なり、不正アクセス情報漏えいのリスクが抑えられるのが特長です。

VPNについては、こちらの記事解説していますのでぜひご覧ください。


②認証を強化する【本人確認対策】


多要素認証(MFA)で「なりすまし」を防ぐ

多要素認証とは、次の知識情報所持情報生体情報の3つの要素のうち、2つ以上を組み合わせた本人認証のことです。

要素 概要
知識情報 ユーザー本人が知っている情報
  • ・ID
  • ・パスワード
  • ・暗証番号 など
    所持情報 ユーザー本人が所有しているもの
    • ・スマートフォン
    • ・社員証 など
      生体情報 ユーザーの身体情報
      • ・顔
      • ・指紋
      • ・声帯 など

        多要素認証導入することで、たとえIDやパスワード流出しても残りの情報を持たない限りは、第三者によるログインはできず、不正アクセスを防ぐことができます。

        多要素認証については、こちらの記事解説していますのでぜひご覧ください。


        IAMで、「誰が・何に」アクセスできるかを一元管理する

        IAM (Identity and Access Management) は、IDおよびアクセス管理のことです。

        IAMの導入管理者側社員両方メリットがあります。

        管理者側メリットとしては、IAMでIDやアクセス権を適切一元管理でき、管理運用しやすくなることが挙げられます。
        これにより、例えば退職者のIDを一括削除して退職者による不正アクセスを防げるなど、情報漏えいのリスクも抑えられます。

        社員にとっても、一度認証を受ければ複数サービスアクセス可能となり、都度ログイン情報入力する手間が省けるというメリットがあります。これをSSO (シングルサインオン) といいます。


        ③機密情報を守る【情報漏えい対策】


        DLPで、社内からの「機密情報の持ち出し」を阻止する

        DLP (Data Loss Prevention) は、情報漏えい防止のためのセキュリティシステムです。
        保有するデータのうち機密情報識別して、重要情報コピーができないように制限をかけたり、持ち出された場合アラート通知することで保護します。

        一般的情報漏えいへのセキュリティ対策としては、外部からアクセス制限をかけるなどの方法があります。
        ただし、これだけでは内部人間による不正持ち出しまでは防ぐことはできません。そこで、DLPにより機密性の高いデータ保護することで、内部からの情報漏えいも防げるようになります。

        なお、DLPの保護対象となるのは機密情報限定され、それ以外情報については対応できないという点には注意しましょう。


        ④脅威を検知し、対処する【侵入後対策】


        IDS/IPSで、ネットワーク内の「不審な動き」を検知・防御する

        IDS (Intrusion Detection System=不正侵入検知システム)・IPS (Intrusion Prevention System=不正侵入防止システム) は、サーバーネットワーク監視して不正アクセス脅威検知防御を行うシステムです。

        IDSは不正アクセス通知を、IPSは不正アクセス遮断を行います。
        これらの導入により、不正アクセス遮断だけでなく、DDoS攻撃 (分散型サービス拒否攻撃) というサーバー負荷をかけ、正常サービス提供を妨げる攻撃なども防ぐことが可能です。

        DDoS攻撃については、こちらの記事解説していますのでぜひご覧ください。

        ただし、あくまでもIDSは不正アクセス通知するのみであるため、通知を受けてから対処するまでに被害拡大するおそれもあります。一方で、IPSを導入する場合外部からの通信遮断することになるため運用に適さないケースもあります。

        そのため、自社にとってどちらが適しているかは慎重検討することが大切です。


        EDRで、PCやサーバーに「侵入した脅威」を検知し、対処する

        EDR (Endpoint Detection and Response) は、ネットワーク接続されているパソコンタブレットスマートフォンといったエンドポイント端末操作動作監視し、通知対処を行うセキュリティ対策です。

        EDRでは侵入を防ぎきれなかったウィルスに対して対処を行います。
        昨今ウィルス感染手口巧妙化し、未知ウィルス登場しておりウィルス侵入完全に防ぐのが難しくなっていることから、EDRが注目されています。

        EDRについては、こちらの記事解説していますのでぜひご覧ください。


        ネットワーク監視で、障害や攻撃の「予兆」を24時間体制で見つける

        ネットワーク正常稼働しているかを、ネットワーク監視により確認します。
        常にネットワーク監視することで、ネットワーク障害不正アクセスなどの予兆にいち早く気付き、早期対処できます。

        KDDIでは、セキュリティ対策リーディングカンパニー・株式会社LAC (ラック) のノウハウ融合したセキュリティソリューションを提供しております。セキュリティ専門技術者知見に基づく診断サービス、およびセキュリティ監視センターによるリアルタイム監視などで、お客さまのセキュリティ対策サポートいたします。

        詳しくはこちらをご覧ください。


        セキュリティ診断で、自社の「弱点 (脆弱性)」を定期的に発見する

        セキュリティ診断実施により、ネットワーク脆弱性 (セキュリティ上の欠陥) を明確にすることができます。
        脆弱性気付かず放置したままにしていると攻撃対象となりやすく、不正アクセス情報漏えいなどの被害につながることもあります。

        セキュリティリスクを抑えるためにも、セキュリティ診断により脆弱性を明らかにし、事前対策しておくことが大切です。
        セキュリティ診断市販ツールを使った方法などさまざまありますが、総務省専門家による診断サービス推奨しています。

        • 参考総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイトセキュリティ診断
        • 外部サイト遷移します。

        ⑤次世代の統合型セキュリティ


        SASEで、場所を問わない「ゼロトラスト」な環境を実現する

        SASE (Secure Access Service Edge) とは、ネットワークサービスセキュリティサービス一体化するという概念およびクラウドサービスのことです。

        従来は、社内ネットワーク外部ネットワーク・インターネットの間に境界線を引き、外部からの攻撃さえ対策すればネットワーク安全性確保できるという考え方が一般的でした。

        しかし、現代ではクラウドサービス普及によって境界線曖昧になりつつあり、従来のように外部からのアクセスに対するセキュリティ対策だけでは不十分であるという考え方 (ゼロトラスト) が浸透してきています。

        SASEにより、安全通信を行うためのVPNやリモートアクセスなどのネットワークサービスファイアウォールウィルス対策ソフトといったセキュリティサービスに関して、すべてクラウド上で提供を受けることができます。
        その結果社内はもちろん、社外コワーキングスペース海外拠点など、どのような状況でも安全アクセスすることが可能になります。

        SASEの導入検討している方は、KDDIの「Global SASE Platform Service by Fortinet」を導入してみてはいかがでしょう。
        サービスでは、国内外における高品質・高セキュリティネットワーク環境実現から運用保守までをワンストップ提供しています。

        従来のSASEサービスでは、ネットワークを切り替えるために導入時既存イントラネット (社内ネットワーク) の再設計必要でしたが、Global SASEでは既存イントラネット影響することなく導入可能です。そのため、既存イントラネットをご利用中の方でも導入しやすいサービスです。

        Global SASEの詳細については、こちらをご覧ください。

        6.まとめ

        多くの企業ネットワーク上で情報管理している現代では、ネットワークセキュリティ必須といえます。
        ネットワークセキュリティ適切に行わないとサイバー攻撃対象になり、大きな損害を受けるおそれもあるため、慎重検討する必要があります。

        KDDIでは、法人・ビジネス向けに多様セキュリティサービス提供しております。
        セキュリティソリューションセキュリティサービス導入を新たに検討している方、現在対策方法見直したい方は、KDDIにご相談ください。

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