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デジタルとは?アナログとの違い、メリットや身近な事例を徹底解説

デジタルとは?
アナログとの違い、メリットや身近な事例を徹底解説

2025 3/26
業務を効率化するための手段として、デジタル化が浸透しつつあります。デジタルを活用することで、日常的な作業を正確かつ迅速に完了できるだけでなく、経営課題の解決も可能です。本記事では、デジタルの基本から、アナログとの違いやメリットまで解説します。さらに企業がデジタル化を実現した具体的な事例も紹介しますので、業務の改善にお役立てください。

※ 記事制作時の情報です。

1.デジタルとは

デジタルとは、連続的変化する量を段階的区切り、数値表現する概念で、一般的に、コンピュータースマートフォンなどの情報機器で扱われる情報を指します。現実世界情報デジタル変換することにより、情報機器で扱えるようになります。
例えば「部屋が暑い、または寒い」といった情報は、温度数値化することで、客観的記録できるようになります。このように、デジタル技術現代便利生活を支える重要要素となっています。


1-1. デジタルとアナログの違いとは

アナログデジタルと対になる概念です。デジタル非連続的区切りのある値だと言い換えられるのに対して、アナログ連続的で滑らかに変化する値を指します。現実世界の物や出来事は、すべてアナログだといえます。例えば、デジタル温度計で、温度が20度から21度に上がった場合を考えてみてください。温度連続的変化していますが、デジタルでは1度刻みなど非連続数値でしか表現できません。

また、一般的情報機器を用いた作業が「デジタル」、人の手で行う作業が「アナログ」と呼ばれることが多く、本記事では主にこの観点から説明します。


1-2. デジタルデータはどのように伝達されるのか

デジタルデータ情報機器内で「0」と「1」の数字の組み合わせとして処理されます。数値羅列ネットワークを通じて送られることで、データ伝達される仕組みです。

従来アナログ情報伝達手段である手紙では、形のあるものを送る必要があります。しかし、デジタルデータは、パソコンスマートフォンなどを利用すれば、インターネットを介して世界のどこにでも瞬時に届けることが可能です。

2.デジタルの特徴・メリット5選

デジタルデータ利用することで、多くのメリットがあります。業務効率化にも役立デジタル特徴紹介します。


2-1. データ保存・管理のしやすさ

デジタルデータ特徴保存容易である点です。情報大量でも保存場所拡張簡単にできるため、紙の書類のように保管場所に困ることがありません。

また、劣化が起きないため、保存した情報をそのままの状態長期間保管でき、検索機能を使えば、何十年も前に保存された情報でもすぐに探し出すことが可能です。アナログだった情報デジタル化することで管理にかかる手間時間削減できます。

デジタル技術を活用したビジネスシーンの画像。手前にはビジネススーツを着た人物の手がペンを持ち、別の手がノートパソコンのキーボードに置かれている。背景には、さまざまなデジタルアイコンが浮かび上がっており、セキュリティ、工業、エネルギー、データ分析などのテーマを表現している。さらに、もう一人の人物がスマートフォンを持ち、情報を確認している様子が映っている。全体的に、テクノロジーとビジネスの融合を示す印象的な場面。

2-2. 処理速度の速さ

デジタル化したデータは、インターネットを通じて瞬時に送れます。郵便物よりもスピーディーなやり取りが可能です。

例えば、アナログ場合、紙の書類本社から支社決裁のために郵送する際、どうしても数日はかかることが想定されます。デジタル化された書類であれば、そのような時間ロス最小限にして決裁処理完了させることが可能です。このように、物理的距離制約されることなく、迅速情報処理できる点がデジタルメリットです。


2-3. 組み合わせや変更が容易

デジタルデータ簡単複製でき、他のデータと組み合わせて利用できます。例えば、2つの文書ファイル内容を1つのファイル統合でき、修正容易です。もし、紙に記録された情報変更必要になれば、一部変更でも大幅修正を要したり、ゼロから作り直したりと工数がかかります。


2-4. 正確性が高くミスを減らせる

デジタルアナログ情報とは異なり、正確情報を伝えることができます。曖昧部分がなく、第三者による解釈の違いや人為的ミスが起こりにくいのが特徴です。例えば、クセがある手書きの文字は、別の文字認識してミスにつながることがあります。デジタルであれば、文字均一なため、伝達ミスが生じる可能性軽減できます。


2-5. 人手不足解消につながる

アナログだったデータデジタル化することで、業務効率よく進められるようになり、人手不足解消につながります。紙の書類印刷管理必要がなくなり、情報検索性向上させることが可能です。

紙の書類管理負担削減できれば、従業員生産性向上にも寄与します。人手不足が叫ばれる現代社会において、このような取り組みはより重要性を増していくでしょう。

3.デジタル化を進めるうえでの注意点

現在デジタル化の重要性については社会全体共有されつつありますが、準備不十分なままデジタル化を進めると、失敗するリスクもあります。そこで、失敗回避して着実デジタル化を進めるための注意点についてみていきましょう。


3-1. デジタル化する目的を明確にする

まずは、何のためにデジタル化を進めるのか、目的明確にしておきましょう。デジタル化にあたっては、導入するシステムツール選定など、決めなければならないことが多くあります。目的不明確だと、一貫性のない決断をしやすくなります。そのため、目的を定めることで、判断基準明確にすることが、デジタル化を成功させるポイントです。

スーツを着た男性が青いペンを持ち、チェックボックスにチェックマークを描いている様子。左側には男性の手と腕が見え、右側には3つのチェックボックスが並んでおり、それぞれに青いチェックマークが書かれている。全体的に、タスクの完了や確認を示すビジュアル。

3-2. 従業員の教育に注力する

いくらシステムツールなどの環境を整えても、従業員が使いこなせなければ効果を得ることはできません。そのため、デジタルツール導入するだけでなく、活用できる人材育成する教育研修に力を入れる必要があります。

また、従来アナログ業務に慣れている従業員の中には、新しいやり方に抵抗を示す人もいるでしょう。そのような場合には、なぜデジタル化が重要なのか、メリット具体的成果を示し、従業員理解納得を得ることが重要です。


3-3. 情報セキュリティを万全にする

デジタルデータは、紙の書類よりも容易移動複製できるため、改ざんや情報漏えいのリスク注意必要です。顧客情報などがひとたび漏えいすれば、企業信用を失いかねません。

こうしたリスク回避するには、信頼性の高いセキュリティツール導入や、従業員セキュリティリテラシー向上など、さまざまな対策必要です。また、サイバー攻撃手口は日々変化しているため、定期的最新脅威把握し、対策アップデートすることも欠かせません。企業長期的成長していくうえでも、情報セキュリティ対策万全にすることが、経営上最重要課題といえます。

4. デジタル化の取り組み事例

デジタル化の取り組みに成功した企業事例紹介します。施策内容と得られた効果を知り、自社デジタル化を進める際にお役立てください。

株式会社デンソーテン様

新型コロナウイルス感染症拡大した際、株式会社デンソーテン様は全社規模テレワークへの移行余儀なくされました。

全社員のうち約7割をテレワークにするべく、ITインフラ緊急整備し、デジタル化を大幅推進することに成功しました。具体的には、KDDIの支援のもと800台のノートパソコン回線整理し、Web会議でも音が途切れないフルクラウド音声環境構築しています。結果として、感染拡大が続く中でも業務遅滞なく継続することができ、従業員テレワークによって仕事プライベート両立する環境が整い、従業員満足度向上につながりました。

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シチズン時計株式会社様

シチズン時計株式会社様新規事業第一歩として、商用アプリケーション開発目指していました。

そこで、KDDIはスマートフォンアプリ開発に向け、デジタル環境での開発サポートに入り、KDDIのエンジニア参加するチーム発足させ、デジタル環境活用した開発の流れを整えました。さらにアプリケーション品質テスト自動化システム構築するなど、効率よく開発を進める環境整備しました。こうしたことにより、同社新規事業創出する際に社内体制構築するノウハウ獲得につながりました。

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小田急電鉄株式会社様

小田急電鉄株式会社様は、システム部門社員約半数データセンター運用保守従事しており、戦略的業務に割ける人員が少ないという課題がありました。そこで決断したのが、運用保守業務大半一括してKDDIにアウトソーシングすることです。

KDDIはデジタル技術駆使して、ITヘルプデスクサービスデスクを含む質の高いサービス提供しました。これにより小田急電鉄様技術者本社に集め、デジタル化を推進するための体制構築されました。さらに人員不足実現できずにいたセキュリティ専任担当者配置可能になり、サイバー攻撃への備えが強化されたことも大きな成果です。

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5.まとめ

デジタルデータアナログよりも処理速度が早く、データ同士の組み合わせや変更容易です。継続的活用することで、業務効率よく進められるようになり、従業員生産性向上期待できます。目的明確にして従業員教育を進め、デジタル化のメリット最大限に活かしましょう。

デジタル化をご検討の方はKDDIへ

KDDIは、2024年5月に始動したAI時代の新ビジネスプラットフォーム「WAKONX (ワコンクロス)」を通じて、お客さまの事業成長社会課題解決支援しています。さまざまな業界デジタル化の推進に向けた取り組みを行っています。詳しい機能事例については、こちらからご覧いただけます。
デジタル化をお考え中の方は、お気軽にご相談ください。


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