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ローコード開発とは?注目される理由や開発ツールの選び方をわかりやすく解説

ローコード開発とは?
注目される理由や開発ツールの選び方をわかりやすく解説

2026 5/12
ローコード開発とは、プログラミングの専門知識を最小限に抑え、直感的な操作でアプリケーションを迅速に開発する手法です。DX推進やIT人材不足といった課題への解決策として注目されていますが、「ノーコードと何が違うの?」「たくさんあるツールの中から、どうやって選べばいいの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 適切なツールを選び、正しく活用すれば、開発スピードの向上やコスト削減といった大きなメリットが期待できる一方、安易な導入は、かえって現場の混乱を招くリスクも伴います。本記事では、ローコード開発の基本から、メリット・デメリット、そして開発ツールの選び方まで、導入で失敗しないためのポイントを網羅的に解説します。

※ 記事制作時の情報です。

1.ローコード開発とは

ローコード開発は、プログラミングコード記述極力減らし、直感的操作アプリケーションシステム構築できる手法です。コードを細かく書く代わりに、マウス操作ドラッグドロップといった方法開発を進めることが可能です。開発スピード非常に速く、「超高速開発」とも呼ばれています。

従来から用いられてきた「スクラッチ開発」は、既存パッケージ使用せず、すべてのコードを一から記述する必要があります。また、自由度が高いものの、技術的習得開発時間がかかることが課題です。近年では、開発速度向上が求められているため、迅速アプリケーションシステム構築できるローコード開発注目を集めています。

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2.ノーコードとローコードの違いは

3.ローコード開発が注目される理由

ローコード開発企業経営戦略として注目されている背景には、避けては通れない3つの大きな時代変化があります。


3-1.【市場の変化】DX時代に求められる“スピード対応“

顧客ニーズ市場環境急速変化する現在従来のように数カ月をかけてシステム開発する手法では、ビジネスチャンスを逃してしまいます。

ローコード開発は、アイデアをすぐに形にするプロトタイピングや、ユーザーの声を受けて迅速改善を繰り返すアジャイル開発非常相性がよい手法です。市場変化素早対応できる開発体制を整えることは、企業競争力左右する重要経営課題になっています。


3-2.【人材の問題】"2025年の崖"を越え、さらに深刻化するIT人材不足

経済産業省警鐘を鳴らした「2025年の崖」が現実味を帯びる中、IT人材不足慢性化しています。限られたエンジニア既存システム保守に縛りつけてしまっては、本来取り組むべき価値創出に手が回りません。

ローコード開発は、現場業務担当者 (非エンジニア) でも自ら業務改善アプリ構築できる「市民開発」を可能にし、IT部門はより高度業務注力できます。これにより、企業全体生産性向上期待できます。


3-3.【現場の課題】形骸化するDXと“現場の置き去り“

「DXを推進しろ」という掛け声はあっても、IT部門が作ったシステム現場実情に合わず、使われないまま終わってしまうケースは少なくありません。

ローコード開発なら、現場業務を最もよく理解する担当者が、自分たちに本当必要機能をその場で実装できます。現場の小さな不便非効率を、ボトムアップかつスピーディー解消できることこそ、価値あるDX推進の姿と言えるでしょう。

4.ローコード開発のメリット

ローコード開発には、以下メリットがあります。


4-1. コスト削減

ローコード開発は、従来スクラッチ開発に比べて大幅に少ないコード開発可能であり、結果として開発期間短縮コスト削減期待されます。

また、標準化された機能があらかじめ用意されているため、コード記述ミス設計不整合減少し、品質均一化します。


4-2. 開発スピードの改善

ローコード開発は、事前用意された機能テンプレートを組み合わせることで、アプリケーションシステム開発にかかる時間大幅短縮できます。従来スクラッチ開発では数カ月を要するプロジェクトも、ローコード開発なら短期間完了するケースも見られます。

さらに、開発時間短縮化で、リリース後の改修機能追加時間を割けるようになり、結果として顧客従業員満足度向上するという付加的メリット見込めます。


4-3. 人材確保が容易に

ローコード開発は、プログラミング専門知識を持たない非エンジニアでもアプリケーション開発参加できます。そのため技術力のあるエンジニア多数採用する必要がなく、人材確保容易になります。人材確保人材配置適切に行えば、システム開発者負担軽減するだけでなく、専門的スキル必要とする業務リソース集中させることができます。

例えば、非エンジニア人材が決められた部品機能を組み合わせて初期開発を進め、システム開発者はより専門的カスタマイズ作業専念できます。多様人材活用可能になることで、より迅速柔軟開発体制構築できるのがローコード魅力といえます。

5.ローコード開発のデメリット

ローコード開発には、以下デメリットがあります。


5-1. 学習コストの問題

ローコード開発では、最低限知識でも試作品限定的機能開発可能です。しかし、複雑業務フロー対応する場合や、ツール高度機能活用するには、結果として学習コスト増加する可能性もあります。

また、ローコードツールによって操作方法機能が異なるため、新しいツール導入するたびに学習必要になります。特に複数ツール併用する場合は、それぞれの操作方法習得しなければならず、開発者負担が大きくなります。

このような学習コストを抑えるためには、充実したドキュメントサポート体制を持つツール選定することが重要です。


5-2. プラットフォームによる制限

ローコード開発には、ツール (プラットフォーム) による制約があります。従来開発手法では、細かい要望仕様に対して柔軟対応できましたが、ローコードではあらかじめ用意されたパーツを組み合わせてシステム構築するため、拡張性変更自由度制限されます。

特に、デザイン機能独自性特別なこだわりがある場合ローコードではその要望を満たすのが難しいケースがあるため注意必要です。また、独自のAPI (注) (異なるソフトウェア同士連携するための仕組み) やデータベースとの連携必要場合も、プラットフォーム側で対応できない場合があります。

ツール選定時に、要件に応じた柔軟性がどの程度確保されているか、しっかり確認しましょう。

  • 注) API (Application Programming Interface) は、ソフトウェアプログラム、Webサービスなどが提供する一部機能データへのアクセスをほかのアプリケーション開発者公開する仕組みです。APIの意味詳細こちらをご覧ください。

5-3. セキュリティリスク

ローコード開発は、主に オンプレミスまたはクラウドサービス利用可能です。利便性開発者負荷低減考慮してクラウドサービス利用する企業も多く見受けられますが、その場合セキュリティに対するリスクについて留意しなければなりません。

クラウドサービスにおけるローコード開発リスクは、プラットフォーム提供事業者セキュリティ対策依存します。自社開発者が細かいセキュリティ設定を行うのは容易ではなく、プラットフォームセキュリティ対策見極めなければなりません 。

6.ローコード開発ツールの主な機能

機能ツールによって異なりますが、主に以下のような機能があります。

ノーコード開発 ドラッグ&ドロップなどのインターフェースを利用し、コーディングなしでビジネスアプリケーションやシステムの開発が可能。
カスタムコード プログラミング言語を用いて、独自の機能を持つカスタムコードの編集や記述ができる。
ワークフローテンプレート 業務プロセスを視覚的に確認・管理できる。
ダッシュボード すべての図や要素を一元管理し、チームで利用可能なパーツを共有フォルダで管理できる。
アプリケーションの展開 開発したアプリケーションを利用可能な環境に配置する。
ライフサイクル管理 計画、構築、テスト、導入に至る全段階でアプリケーションを管理できる。

7.ローコード開発ツールの選び方

ローコード開発ツールは、以下観点から選ぶことが大切です。


7-1. 機能は十分か

ローコード開発ツールを選ぶ際には、機能性十分確認することが重要です。ここでいう機能性とは、作成可能アプリケーションシステム種類カスタマイズ性、必要とされるコーディング量を指します。開発プロジェクトでは、まず自社ニーズ開発目標明確にし、それらを満たすツール選定することで、効率的開発実現できます。

例えば、ウェブアプリモバイルアプリ開発する場合、それぞれに対応したローコードツール不可欠です。また、アプリケーションデータベース外部APIと連携する必要がある場合には、統合スムーズに行えるツール選定するとよいでしょう。さらに、アプリケーション外観動作を細かく調整したい場合には、コード編集追加可能ローコードツールが適しています。


7-2. 使いやすいか

ローコード開発ツールにおける使いやすさとは、ツール直感的操作性学習コストの低さ、サポート体制充実度などです。

ドラッグドロップビジュアルエディター搭載したツールは、操作視覚的でわかりやすく、コーディング経験が少ないユーザーでも手軽アプリケーションシステム開発できます。さらに、チュートリアルユーザーフォーラムなどが充実しているか、問題発生した際に迅速対応してもらえるかといったサポート体制事前確認しておくとよいでしょう。


7-3. コストは適切か

ローコード開発ツール選定する際は、コストパフォーマンス評価重要です。

ローコード開発ツール使用すれば、開発期間短縮人件費削減ができ、全体コストを抑えられる可能性がありますが、料金体系ツールごとに大きく異なります。無料プラン低価格プラン提供するツールもあれば、小規模プロジェクト向けの特化型や、機能・サポート内容に応じて価格変動するものも存在します。

例えば、無料低価格プラン小規模短期プロジェクトには有効ですが、より高度機能安定したサポート必要場合には適していません。そのようなケースでは、有料プラン検討が求められます。

最終的には「機能性」「使いやすさ」「コスト」の3要素総合的評価し、自社開発目的プロジェクト規模に合うツールを選ぶことで、効率的柔軟性の高い開発環境構築可能になります。

8.まとめ

ローコード開発は、効率的アプリケーションシステム構築を通じて、企業が抱える課題解消業務プロセス最適化強力後押しします。短期間高品質システム開発できるうえ、深刻化する開発人材不足への対策としても、多くの企業導入が進んでいます。 しかし、そのメリット十分に引き出すためには、自社課題に適したツール選定と、ローコード開発成功へ導くための設計運用ノウハウが欠かせません。内製化を進めるのか、外部専門会社協業するのかといった体制づくりも、成果左右する重要ポイントとなります。

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