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中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
衛星通信端末は非常時の通信手段として広く普及しています。
しかし、2011年の東日本大震災から10年以上たった今、衛星通信サービスご購入時のご担当者さまの異動などにより、
「古い衛星通信端末が手元にあるが、まだ使えるのかわからない」「前任者から機材を引き継いだが、買い替えの判断がつかない」など、お手元の機材に関する判断に困るケースをお聞きします。本ページではそのような方のために、機材確認のポイントをお伝えします。
衛星通信端末のライフサイクルは一般的な電子機器に比べて長く、10年以上前から現在に至るまで取り扱っている機種もございます。一方で、古い端末の中には当社の保守対応が終了しているものもございます。
下に示す図に、当社が過去10年ほどでお取り扱いしている端末の販売・保守の状況をまとめました。お手元の機種が保守対象かどうか、まずはこちらの図でご確認ください。特に、保守対応が終了している端末は、後継機種への買い替えをおすすめしております。詳細につきましては、KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターへご連絡ください。
こちらでは衛星通信端末の健全性を確認する、5つのポイントを示します。お手元の端末の状態にご不安がある場合、こちらの内容を参考にしてください。
なお、端末の取り扱いにあたっては、必ず取扱説明書をご確認ください。取扱説明書は以下のページからもご覧いただけます。
まずはSIMやバッテリーなど必要な付属品を端末本体に装着したうえで、電源が入ることを確認してください。
取り扱いにあたっては各機種の取扱説明書をご確認ください。
取扱説明書を確認し、バッテリーの充電ができるか確認してください。
衛星通信端末に限らず、バッテリーを使用する機器を長持ちさせるポイントとして、定期的に使うことが挙げられます。
バッテリーを長時間充電したままの状態では過充電となり、バッテリーの連続稼働時間が著しく低下する可能性があります。
一方で放電した状態を続けていると過放電となり、再充電できなくなる可能性があります。
バッテリー性能が劣化した場合、バッテリー単体での交換 (注1) も承っておりますので、当社までお申し付けください。
物理的なボタンは経年劣化によって機能しなくなる可能性があります。全てのボタンを押して反応するかご確認ください。
衛星通信端末の稼働部であるアンテナも、経年劣化しやすい箇所になります。
インマルサットサービスはアンテナが静止衛星を指向する必要があるため、アンテナのがたつきは通話品質の低下に直結します。
イリジウム衛星携帯電話についても、アンテナを伸ばした状態で固定するストッパーは破損しやすい箇所になります。
いずれも、アンテナが狙った位置で固定できるかどうかご確認ください。
イリジウム携帯電話、インマルサット携帯電話、インマルサットBGANの各サービスは、月額基本料の中に毎月数分間 (注2) の無料通話が付与されています。これを使って、お近くの携帯電話・固定電話などに電話をかけてみましょう。
「2. バッテリーの充電」で触れましたが、衛星携帯電話を長持ちさせるポイントは、定期的に電話をご利用いただくことにあります。
当社では、毎月の無料通話を利用した、お客さまご自身による定期点検を推奨しております。
以上、お手元の端末の健全性確認のポイントをお伝えしてきました。確認方法が全くわからない場合や、確認の結果ご懸念が発覚した場合などは、KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターへご連絡ください。
6年以上のご利用や、既に保守対応が終了している衛星通信端末をご利用のお客さまには、衛星通信端末が故障する前に買い替える「予防交換」をおすすめしております。
これまでお伝えしてきた確認のポイントは、あくまで現時点の状態を確認する手助けに過ぎません。
衛星通信端末は基本的に頑丈に作られていますが、端末そのものの性能に加え、お客さまの保管状況やご利用状況にも大いに依存するため、いつまで使えるかを見通すことは困難です。
万が一の有事の際には確実に動作することが求められる端末であるため、定期的な点検だけではなく、故障前の買い替えもぜひご検討ください。
本ページがお客さまのご不安を少しでも解消するきっかけになれば幸いです。
KDDI 法人営業担当者が、導入へのご相談やお見積もりをいたします。
何かご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。