インマルサットIsatPhone は、インマルサット社が提供するグローバル衛星携帯電話です。
現在提供しているIsatPhone 2は 音声通話はもちろん、ショートメッセージ・Eメール・GPS位置情報などもご利用いただけます。通話時間 (最大約8時間)、待受時間 (最大約160時間) と当社取り扱い衛星電話の中で最長のバッテリーを備えているほか 、大きくて見やすいカラー液晶、耐衝撃性IK04、防水/防じん性IP65 とタフな設計、手袋のままでもダイヤル可能な大型キーパッドで簡単便利に操作していただけます。
インマルサット衛星携帯電話は、南側の空が開けている場所でのご利用が推奨されます。
建物内でのご利用は、建物の屋上に屋外アンテナを設置することで可能になります。建物への設置イメージを以下に示します。
このような構成を取ることで、緊急時の対策本部の通信手段としてもおすすめです。
屋内の所定場所にIsatPhone 2の専用ドッキングステーション『IsatDock 2』※ を設置し、屋外アンテナとケーブルで接続します。IsatDock 2に屋内用電話線を接続して外付けのアナログ電話機を1回線 (注1) ご利用可能となります。
インマルサット衛星携帯電話用の車載キットのご用意はありません。車載で衛星携帯電話のご利用をご検討の場合、イリジウム衛星携帯電話の車載キットか、インマルサットBGANサービスの車載端末をご検討ください。
インマルサットサービスは、インマルサット衛星携帯電話からご利用いただけます。
インマルサットIsatPhone 2などのインマルサット衛星携帯電話は、2011年の東日本大震災においてその有用性が改めて認知され、災害に対する備えの一環として総務省により法制度化されたサービスです。なお、一部地域において電波天文観測所の天体観測に影響を与えることが懸念されているため、インマルサット衛星携帯電話の利用後に国立天文台に利用履歴を連絡する必要があります。ただし、防災訓練指定期間や大規模災害におけるご利用の場合、連絡は免除されます。詳細は下記のフローチャートを参照し、適正なご利用をお願いします。
国立天文台周波数資源保護室
メールアドレス:satmobile-nro@nao.ac.jp
2015年4月1日現在
大規模な災害 (暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火、原発事故)
もしくは動乱・テロなどにより通常の連絡手段が使用できないときは、
特に連絡窓口への連絡なく使用する事ができます。
山岳遭難、火災、車両事故、航空事故などの、個別に発生した人命に係る緊急時の場合は、ご利用の事後 (おおむね1週間以内) に下記、連絡窓口へのご連絡が必要です。
国立天文台周波数資源保護室 (1.6GHz帯衛星携帯窓口)
メールアドレス:satmobile-nro@nao.ac.jp
件名を『利用制限エリア内での衛星携帯電話の緊急時使用報告』とし、下記事項をご連絡ください。
衛星携帯電話は、地上から遠く離れた (高度約3万6千km) の静止人工衛星に電波を送信するため、強い電波を出します。この電波が、微弱な宇宙からの電波を受信する電波天文観測所での観測に影響を与えないためです。
いいえ、原則としてご使用できません。使用可能なケースは、1) 災害時 (事後連絡不要)、2) 人命に係る緊急時のご利用 (大規模災害時以外) (事後連絡必要)、3) 3月、9月の防災訓練期間 (事後連絡不要) となっています。各項目についての詳細はこのホームページ内に記載しています。
電源がオフであることです。電源がオンの状態では自動的に端末は電波を発射します。
いいえ。日本全国 (屋外) で衛星との通信が可能ですので、衛星携帯電話の動作テストは利用制限エリア外でできます。
利用制限エリア内においても衛星携帯を利用して防災訓練を実施いただけるよう、防災訓練指定期間を年に2回設けています。利用制限エリア内ではこの期間中に限定して使用をお願い致します。防災訓練指定期間外におきましては、利用制限エリア外にての参加をお願い致します。
ご契約の通信事業者に関わらず、条件はすべて同じです。また、ご利用の際の連絡窓口も同じです。
ご不明な点は、下記当社連絡先までお問い合わせください。
インマルサット衛星電話サービスをご利用いただくには、端末のご購入のほかに、サービスのご利用契約が必要となります。
なおインマルサット携帯電話端末のご提供は、レンタルではなく販売のみとなります。
料金についての詳細は、KDDI 法人営業担当者
または本サービスへのお問い合わせより、
法人お客さまセンターまでお問い合わせください。
KDDI 法人営業担当者が、導入へのご相談やお見積もりをいたします。
何かご不明な点があればお気軽にお問い合わせください。