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データドリブンが注目される理由は?メリットや実現方法をご紹介します。
Smart Workコラム vol. 47

データドリブンが注目される理由は?
メリットや実現方法をご紹介します。

2024 3/13
近年のビジネスシーンで、「データドリブン」という言葉がよく使われるようになり、注目を集めています。
しかし、データドリブンについてよく知らない方や、なぜ注目されているのかわからないという方もいるでしょう。
そこで、この記事ではデータドリブンの概要や注目されている理由、実行する場合の進め方、役立つツールなどをご紹介します。

データドリブンとは

データドリブン (Data Driven) とは、経験や勘だけに頼らず、マーケティング経営活動、Webの解析情報などで収集したデータに基づいて意思決定をすることです。ビジネスにおいて以前から行われていた手法の一つですが、近年はあらためて、このデータドリブン手法注目が集まっています。

1.データドリブンが注目されている理由

近年データドリブン注目されている主な理由以下のとおりです。
 

1.1 デジタル化が進んだため

データドリブンがあらためて注目されるようになった理由の一つとして、テクノロジー進化したことによってデジタル化が進んだことが挙げられます。

以前データ収集するために、アンケート実施コールセンター設置など、手間時間必要とする手段を取らなければなりませんでした。収集した情報分析に関しても同様に人の手で行われ、そのプロセスには多くの時間を要しました。

しかし現代では、売上マーケティング結果、Webの利用情報など、さまざまなデータ容易入手できるようになりました。膨大な量のデータ手軽収集蓄積分析しやすくなったことで、データドリブンがより一層重要性を増し、注目を集めているのです。
 

1.2 消費者行動の多様化に即したサービスを提供するため

消費者行動多様化複雑化していることもデータドリブン注目されている理由の一つです。
これまで、消費者商品サービスを求めて店舗を訪れるきっかけはテレビCMやチラシ、DMといった媒体に限られていました。
しかし、今ではこれらに加えて企業のWebサイトや口コミサイト、SNSなどインターネットをきっかけに来店する消費者が増えています。このように消費者行動多様化複雑化したことで、経験や勘だけでは消費者行動を正しく判断することが難しくなりました。データ活用しあらゆる分野予想することが重要と考えられるようになり、データドリブンへの注目につながっています。

また、消費者行動多様化複雑化にともなって、ユーザーニーズ多様化してきています。ニーズに合わせたサービス提供を行うためには、業務多様化させて素早体制を整えていく必要があります。

このように、インターネットによって加速するビジネス変化対応していくために、消費者社会競合情報素早収集分析するデータドリブン実施重要になっています。

2.データドリブンのメリット

続いて、データドリブンメリットを詳しく解説していきます。
 

2.1 意思決定をより迅速に行うことができる

以前までは、勘や経験に基づいた意思決定でも問題なく経営が成り立っていました。
しかし、消費者行動多様化複雑化した現代では、これまでのような経営が難しくなっています。勘や経験に基づいた判断担当者によって意思決定差異が生じたり、最適意思決定かどうかの多方面からの検証必要とする場合があります。

データドリブンによって社内リアルタイムデータ共通認識として持てるようになれば情報整合性向上し、一貫性を持った方針戦略を立てやすくなるため、迅速的確意思決定を行うことができるでしょう。

2.2 顧客に対して効果的にアプローチできる

データ活用することで客観的判断ができ、効果的アプローチができるのもメリットの一つです。
例えば、販売促進目的とした広告出稿する際も、プロフィール商品購入履歴などユーザー特徴に合わせて最適タイミングでのアプローチができるようになります。

このような効果的アプローチによって顧客とより密接関係構築することは、会社利益向上につながるでしょう。

2.3 自社の強みや課題の発見に活かせる

データドリブンに基づいてデータ解析分析実施することで、今まで気付かなかった自社の強みや課題が見えてきます。
このような新たな発見を活かし、迅速課題解決可能になるのもデータドリブンメリットの一つです。

また、取得したデータ分析することで新規事業サービス展開などにもつなげられ、思わぬビジネスチャンス創出することができる可能性もあります。

3.データドリブン実現の手順

ここからは、データドリブン実現させるための一般的手順段階ごとのポイントと併せて解説します。
 

3.1 目的を設定する

はじめに、データドリブン実施する明確目的設定します。
マーケティング経営活動で活かすことができるデータの量は膨大です。必要データ効率よく集めるために、どのような目的データドリブン活用するのかを明らかにしておくことが大切です。
 

3.2 データを収集する

明確目的設定したら、目的に沿ったデータ収集開始します。収集するデータとしては下記のようなものが一般的です。

購入履歴 購入のきっかけ 利用満足度 リピート率
家族構成 SNSでのフォローなどの交友関係 興味関心 Webサイト内での閲覧や離脱

これらのデータの中から、業界業種に応じて必要なものを選択し、収集します。

例えば、販売業であれば購入履歴購入のきっかけ、興味関心などのデータ収集することで、顧客購入検討するであろう別の商品を導き出すことができ、成果につながるアプローチをしやすくなります。

なお、データ自体存在しない場合データ取得のためのツール導入することから始めなければなりません。データドリブンにおけるデータ取得役立ツールは、後述する「データドリブン実現役立ツール」で解説しています。併せて参考にしてください。
 

3.3 収集データの可視化

収集したデータ形式内容がさまざまであるため、そのままでは役に立ちません。分析する前に整理して可視化する必要があります。収集したデータ手作業可視化するのは大変労力になるため、BIツール利用するのが一般的です。BIツール収集したデータ可視化分析し、データドリブン支援するためのツールです。
詳しくは後述の「データドリブン実現役立ツール」でご紹介します。
 

3.4 データの分析

可視化したデータは、同じくツール利用してあらゆる視点から分析します。
これによりボトルネック特定をはじめとして、課題仮説施策といった意思決定を行うために必要情報を導き出すことが可能です。分析の際にはグラフや図の形式でまとめると、視覚的内容把握しやすくなります。
 

3.5 分析結果を基にアクションを行う

ここまでのデータ収集可視化分析意思決定を行うための手段であり、それ自体目的ではありません。分析が終わったら、導き出された結果を基に意思決定を行う必要があります。データ収集可視化分析にかけた時間労力無駄にしないためには、あくまでもデータ活用して意思決定すること、意思決定のあとにはPDCAを回して改善を進めていくことが重要です。

KDDIでは、データ収集から管理分析までデータドリブン実現必要機能を取り揃えている「KDDI IoTサービスプラットフォーム」を提供しています。データドリブン導入検討している方はぜひご検討ください。

4.データドリブンの注意点

データドリブン実現には以下のような注意点もあります。詳しく見ていきましょう。
 

4.1 人材の育成および確保

ツール利用するとはいえ、データ分析には専門的知識スキル必要です。そのため、データドリブン実現にはデータを扱うことができるデータサイエンティストなどの人材確保育成重要になります。

しかし、実際は多くの企業人材不足しているのが現状です。人材育成確保が追いついていない場合は、AIを活用したり、専門知識がなくても活用しやすいツール導入したりするのがよいでしょう。

4.2 社内部署間の連携

データドリブン実現には社内各部署データを集めなければなりません。そのため、積極的協力を得るべく、データドリブンについて理解してもらえるよう努めること、社内部署間連携することが大切です。

また現場社員のみでなく、まず経営層積極的データ活用して理解を示し、データドリブン実現コミットすることで会社全体データドリブンの考え方が浸透しやすくなります。

4.3 ITツールを効果的に活用する

前述のとおり、専門性の高い人材配置することはデータドリブン実現において重要ですが、すべてのポジション配置することは難しいのが現状です。この場合はITツール効果的活用しましょう。

ITツールを使えば、専門的知識スキルを備えていない人材であってもデータ収集分析可能になります。

5. データドリブン実現に役立つツール

データドリブン役立ツールにはさまざまなものがあります。ここではその一部をご紹介します。
 

5.1 MAツール

【 読み方: マーケティングオートメーション|正式名称: Marketing Automation 】

MAツールは、マーケティング業務自動化できるツールで、多様化した消費者との接点分析することで見込顧客発見育成するツールです。例えば、リードナーチャリングとしてユーザー状態に応じた適切内容メール自動送信することで、見込顧客育成することができます。
 

5.2 CRMツール

【 読み方: カスタマーリレーションシップマネジメント|正式名称: Customer Relationship Management 】

CRMツールは、顧客のさまざまな情報や問い合わせ内容管理するツールであり、利用することでユーザーに関するデータ蓄積することができます。顧客理解し、長期的良好関係構築するのに役立ちます。
 

5.3 DMP

【 読み方: データマネジメントプラットフォーム|正式名称: Data Management Platform 】

DMPは、さまざまなソースからのデータ収集整理管理し、それをマーケティング広告ビジネスインテリジェンスなどの活動活用するためのプラットフォームです。近年は特にWebでの集客新規顧客開拓での利用メインになっています。
 

5.4 SFA

【 読み方: セールスフォースオートメーション|正式名称: Sales Force Automation 】

SFAは、「営業支援システム」とも呼ばれ、顧客管理案件管理日報レポーティングなどの機能を備えています。営業部門が扱う情報の見える化や自動化役立ち、生産性向上業務改善期待できます。

 

5.5 ERP

【 読み方: エンタープライズリソースプランニング|正式名称: Enterprise Resources Planning 】

ERPは、企業リソース (ヒト・モノ・カネ) を効率的配分して有効活用するための考え方・ツールのことを指します。
会計人事生産物流販売など、さまざまな分野在庫管理財務管理といった基幹業務データ統合し、企業経営最適化するのに役立ちます。
 

5.6 アクセス解析ツール

 アクセス解析ツールは、自社管理しているWebサイトデータ収集するツールです。
例えば、アクセス数やアクセスしているユーザー属性購買数資料請求数などを確認する際に利用します。

アクセス解析ツールとしては、Google アナリティクスやAdobeアナリティクスなどが有名であり、利用することで、Webサイトを訪れたユーザーに関するさまざまな情報を得ることができます。Webサイトが当たり前のように閲覧利用されている現代では、ビジネスにおいてアクセス解析ツール利用したWebサイト分析必要不可欠です。
 

5.5 BIツール

【 読み方: ビジネスインテリジェンス|正式名称: Business Intelligence 】

さまざまなデータ収集から可視化分析まで行うツールのことです。
収集データ多角的分析してレポートとして可視化したり、蓄積したデータから傾向パターンを見つけ出したりとデータ活用サポートしてくれます。データドリブンにおけるビジネス意思決定大変役立ツールです。
 

6.データドリブンの活用事例

最後に、実際データドリブン活用されている事例をご紹介します。
 

6.1 粒度の高い人流データで“商圏の未来”を予測 (名古屋鉄道株式会社様)

新型コロナウイルス感染症拡大による事業環境変化で大きな影響を受けた名古屋鉄道株式会社様では、これをきっかけに需要ニーズ変化データ把握し、グループ利活用する『名鉄グループデータ統合基盤プロジェクト』を推進しました。

プロジェクト一環として導入したのが、自社保有するデータとIoTクラウド Data Marketが提供しているデータを組み合わせ、分析ツール分析ソリューションまでワンストップ提供するサービスKDDI IoTクラウド Data Market ~Location Analyzer~」でした。

これによりきめ細かな人流分析可能となり、需要変化を見える化することができました。例えばコインパーキング新規開業料金見直しの際、周辺地域滞在人口属性といったデータを基に収益予測して開業判断精度向上売上アップ達成するなど、ニーズに合わせたビジネス戦略成功させました。

また外食事業展開する株式会社名鉄ミライート様では、属性分析を行い30〜50代の男性客主要ターゲットとした新業態店集客活用メニュー改善リピート率の向上につなげています。

6.2 コロナ禍で見えぬ人々の動き。データを活用し、感染対策やスマートシティの推進につなげた方法とは。(神戸市役所様)

新型コロナウイルス感染症対策のため、市内の人の動きを把握することに努めていた神戸市役所様感染症対策だけでなく行政施策基礎データとしての活用視野に入れて、「KDDI IoTクラウド Data Market ~Location Analyzer~ 」を導入しました。
自由調査エリア設定できる「KDDI IoTクラウド Data Market ~Location Analyzer~」の特長を活かし、神戸市役所様では主要駅観光地通行人口推移公表行動自粛の呼びかけに活用しました。また、夜の繁華街滞在人口時間ごとに把握し、自粛効果検証も行いました。

さらに、感染症対策以外では駅を利用している人の年齢性別居住地といったデータ取得し、再整備計画立案にも活用しています。

7.まとめ

ここまで、データドリブンについて概要や、注目されている理由実行する場合の進め方、役立ツールなどをご紹介しました。

これからのビジネスにおいて、経営・マーケティング成功させるにはデータドリブン実現不可欠といっても過言ではありません。データドリブン実現するには、まず自社課題明確にし、必要データ目的整理することから始めましょう。

KDDIの「KDDI IoTクラウド Data Market」は、お客さまが保有しているデータとIoTクラウド Data Marketが提供している約30種類データ必要に応じて組み合わせ、分析ソリューションまでワンストップ提供するサービスです。auスマートフォンユーザー位置情報ビッグデータやKDDIグループ保有している分析サービス提供によって、さまざまな課題やご要望に対して応えるソリューション提供しています。詳しいサービス概要はこちらのページをご覧ください。

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