通信と多様なケイパビリティを活用し、DXと事業基盤サービスでお客さまビジネスを支援します。
CO2排出量の可視化から削減まで、一貫してカーボンニュートラル実現を支援します。
KDDIは『つなぐチカラ』でビジネス、ライフスタイル、社会をアップデートします。
場所にとらわれずつながるソリューションを、デバイスからセキュリティまで支援します。
多数の次世代型低軌道衛星により高速・低遅延通信を提供します。
データセンターからネットワークまで、業務に最適なソリューションをトータルで提供します。
中小規模の事業者向けに特化したスマートフォンのご利用方法のご案内です。
中小規模事業者のやりたいことや変えたいことを、モバイルとクラウドの技術を用いてサポートします。
※ 記事制作時の情報です。
デジタルマーケティングとは、ITやインターネットといったデジタル技術を利用するマーケティング活動です。WebサイトやSNS、デジタル広告、メール、アプリケーションなど、さまざまなデジタルチャネルを活用して、顧客とのコミュニケーションを図ります。
デジタルマーケティングの大きな特徴は、デジタルデータの分析に基づいた戦略立案 (データドリブン) が可能な点です。多様化する消費者の行動を正確に把握し、ターゲットに応じた最適なアプローチを実現できるため、企業の市場競争力や顧客満足度の向上につながります。
さらに、効果的なマーケティングのためには、デジタルチャネルのみで完結せず、実店舗やリアルイベントなど、あらゆるチャネルを連携 (オムニチャネル) することが重要です。オンラインとオフラインの顧客接点を統合することで、一貫性のある顧客体験を提供できます。また、複数のチャネルで収集したデータを分析することにより、効果的な施策展開が可能です。
Webマーケティングは、主にWebサイトを中心としたマーケティング活動で、Webサイトへの集客と、そこでの顧客体験の最適化が主な目的です。具体的な施策は、「企業のWebサイトやECサイトでのユーザー行動の分析」「SEO対策」「Web広告の運用」「SNSでの情報発信」などが挙げられます。
一方、デジタルマーケティングは、Webマーケティングを含めたより広い概念であり、活用目的はさまざまです。Webサイトだけでなく、スマートフォンアプリの利用データ、IoT機器から得られる製品使用情報、実店舗での購買データなど、あらゆる接点からの情報を収集・分析します。
デジタルマーケティングを導入するメリットとして、以下の3つが挙げられます。
デジタルマーケティングの主な手法は、以下の6つです。
SEO対策は、自社サイトを検索エンジン上で検索結果の上位に表示させ、訪問者の増加を図る施策です。具体的には、検索ニーズの分析、コンテンツの品質向上、サイト構造の最適化などを行います。
「テクニカルSEO」(注1) と「コンテンツSEO」(注2) という2つのアプローチがあり、モバイル対応やページの読み込み速度の改善といった、ユーザーエクスペリエンス (ユーザー体験) の向上も必須です。
自社のWebサイトやオウンドメディア (ブログ記事、動画、ホワイトペーパーなど) で有益なコンテンツを継続的に提供する手法です。この手法では、SEOの効果の向上、見込み顧客の育成 (リードナーチャリング) といったメリットがあります。
質の高いコンテンツの継続的な提供は中長期的な自社の資産となり、ブランドへの信頼性を高め、顧客の獲得につながります。
インターネット上で展開される広告手法です。検索連動型広告 (リスティング広告)、ディスプレイ広告、リターゲティング広告、SNS広告など、さまざまな種類があります。
デジタル広告の特徴は、ターゲティング精度の高さと効果測定の容易さです。特に、リスティング広告は、ユーザーの検索意図に合わせて広告を表示する仕組みのため、高い効果が期待できます。近年では、動画広告やインフィード広告といった、新しい広告形式も増えています。
X (旧Twitter)、Facebook、Instagram、LINEなどのSNSプラットフォームを活用して、ブランド認知度を高め、エンゲージメントの促進を図る手法です。効果的なSNSマーケティングを実現するには、各プラットフォームの特徴を活かしたコンテンツ戦略が重要になります。短尺動画やライブ配信の活用、インフルエンサーとのコラボレーションなどが効果的です。顧客のリアルな声を収集して、マーケティング戦略に活かすこともできます。
アプリを活用し、ユーザーとの直接的かつ継続的なコミュニケーションを図る手法です。プッシュ通知やアプリ内メッセージを通じて、製品やサービスに関するタイムリーな情報を届けられるため、ユーザーのエンゲージメントやロイヤルティを高められます。
また、アプリ内での行動履歴や利用状況のデータを分析することで、ユーザーの興味関心や利用パターンを把握し、個々人に最適化されたコンテンツやキャンペーンを配信可能です。継続的なユーザー体験の改善やユーザー定着率の向上に役立つため、多くの企業がアプリを顧客との重要なタッチポイントとして位置づけています。
マーケティングオートメーションは、顧客とのコミュニケーションを自動化・効率化するマーケティング手法です。メール配信、Web行動の追跡、リード情報の管理など、複数のマーケティング活動を統合的に自動化することができます。特に、顧客の行動データに基づいたスコアリングやセグメント配信により、効果的なリードナーチャリングが実現できます。
また、メール、SNS、Webサイトなど、複数のチャネルを横断した施策の自動化が可能です。顧客の行動トリガーに応じて最適なタイミングでコンテンツを配信したり、商談化の確度が高い見込み客を自動で抽出したりできます。さらに、営業支援システム (SFA/CRM) との連携により、マーケティングから営業活動までをシームレスに展開できる点が特長です。
ここでは、KDDIのサービスを活用したデジタルマーケティングの取り組み事例を紹介します。
名古屋鉄道株式会社様
名古屋鉄道株式会社様は、事業環境の変化に対応するため、「KDDI IoTクラウド Data Market~Location Analyzer~」(KLA) を導入しました。精度の高い人流データの活用により、需要変化の可視化を実現しています。
名鉄グループ様の総合商社である名鉄協商株式会社様では、KLAを用いてコインパーキングの新規開業や料金設定の最適化を行っています。曜日・時間帯別の滞在人口や通行人口、来街者の属性などの分析を通じて、データに基づく収益予測が可能になりました。
また、外食事業を行う株式会社名鉄ミライート様では、新業態店「豚と粉」の集客にKLAを活用しています。来店者の属性を時系列で把握し、新メニューの集客効果検証やターゲット層への販促活動に役立てています。
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DATUM STUDIO株式会社様
DATUM STUDIO株式会社様は、KDDIグループと連携して最先端のデジタルマーケティングを展開しています。その取り組みのひとつに、以前よりKDDIとパートナーを組んでいるプロスポーツチームへのデジタルマーケティング支援があります。
同チームがコロナ禍での集客減少を課題として抱えていたため、DATUM STUDIO様はチームとファンを結ぶ新たなスマートフォンアプリの展開をKDDIと共同で提案しました。Web上における行動履歴などのサードパーティーデータを活用して多角的かつ複合的な分析を行い、ファンがチケットを購入する動機・要因の解明に取り組んでいます。
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Supership株式会社様
Supership株式会社様とKDDIは、オンラインとオフラインを融合させたOMO (Online Merges with Offline) ソリューションを共同展開しています。この連携により、キャリアが保有するファーストパーティデータを活用し、消費者と消費財メーカー、小売店舗をつなぐマーケティングプラットフォームの構築に成功しました。au PAYと連携した購買データの収集で、詳細な販促の効果測定や購買分析が可能になっています。
また、両社は2021年に双方向コミュニケーションを促進するSMSサービス「KDDI Message Cast」を共同事業として運営開始しました。SMSの高い開封率と本人確認の正確性を活かし、企業と消費者間におけるコミュニケーション課題の解消を図っています。次世代の販促・マーケティングツールとして期待されているサービスです。
デジタルマーケティングを活用することで、データ分析に基づいた精度の高い施策立案や、多様なチャネルを通じた顧客接点の最適化が可能です。その結果、企業の市場競争力や顧客満足度が向上します。
導入にあたっては、SEO対策やコンテンツマーケティング、デジタル広告、SNSマーケティングなど多様な手法があり、自社の目的や予算に合わせた適切な選定が重要です。
デジタルマーケティングをお考えの方には、「KDDI リカーリングビジネスプラットフォーム」をおすすめします。
このプラットフォームは、オンラインとオフラインの融合を実現し、顧客とのシームレスなコミュニケーションや体験価値の向上を支援します。KDDIの通信事業の拡大に伴い、さまざまなアセットを組み合わせることで、お客さまの事業のステージや課題に応じた最適なソリューションを提供します。
デジタルチャネルの構築やリカーリングビジネスの立ち上げなど、包括的にサポートします。