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2020年7月31日、KDDIは社員一人一人が時間や場所にとらわれず成果を出す働き方の実現を目指して「新働き方宣言」を策定。「ランナー」「シッター」「ウォーカー」「マネージャー」という4つのモデルケースを規定し、社員一人一人が自分に最適な働き方を追求する。
ソリューション事業本部 ソリューション事業企画本部 事業企画部 企画2グループ 課長補佐の永井 隆は、「ウォーカー」の一人。
2020年8月から出社を週1日程度に抑えており、「毎日出社していた頃より集中して仕事ができる」と話す。「マネージャー」の役割であるグループリーダーの吉川 元規も「生産性が下がるどころか、想像以上の効果があった」と期待を寄せる。
2021/03/15
<永井> 主に、M&Aや業務提携といった企業間のアライアンスをサポートしています。いわば、企業と企業の仲介役です。連携するにあたりどのようなビジネスモデルを構築すべきか、どのようなサービスをご提供すべきかを、企業間のエンゲージメントを高めつつ、価値創出のお手伝いをしています。
パートナー企業さまは国内のみならず、海外の企業も含まれています。新型コロナウイルス感染拡大以前は、打ち合わせのため海外への出張を行っていました。
企画職なので業務には“定型”がなく、案件ごとにフレキシブルな対応が求められます。そのため、仕事の進め方やパートナー企業さまへの提案内容は、個々人の裁量に委ねられる部分が多いです。
<永井> 特に大きな問題はありませんでした。自宅作業用にデスクやチェア、パソコン用の周辺機器を用意し、さらにパソコンなどを入れるバックパックを買いそろえました。社内とのやりとりはコミュニケーションツールの「Microsoft Teams」で行っています。
現状、国外への出張は厳しいため、海外企業との打ち合わせはオンラインミーティングです。
<永井> 所属グループメンバーとの打ち合わせのために週1回出社しています。
プロジェクトの進捗などは対面で話したほうが、理解が早いためです。併せて契約書への押印申請や支払処理なども済ませています。
週1回の対面打ち合わせだけでは、どうしても刷り合わせが足りない部分が出てきますが、それは毎日行っているオンラインミーティングで補うようにしています。
<吉川> 週1回の対面打ち合わせは、一人でテレワークをする単身者のためでもあります。永井のように家庭がある人はいいのですが、特に単身者は他者と接する機会が急減している状態です。気持ちがふさいだり、精神的に“孤立”したりすることを防ぎたいと考えています。
<永井> 自宅で作業する時間が増えて、より集中できるようになりました。感覚的には効率が30%くらい上がった気がします。
虎ノ門の新オフィスで作業することもありますが、隣席のオンライン打ち合わせの声が気になってしまって……。逆に自分の声が周りのノイズになっていないかも気がかりです。
<吉川> 実は、テレワークが増えるとメンバーからのアウトプットは減ると思っていました。
8割程度に落ち込むと見込んでいたのですが、以前よりもアウトプットの量が増えています。
それは、往復の通勤時間を作業時間に充てられるから、という単純な理由だけではなく、永井のように集中できる環境を手に入れられたことや、家族と過ごす時間が増えて適度にリフレッシュできるようになったことで、生産性が上がった人も多いと考えています。このような成果があるなら、もっと早く導入すればよかったですね (笑)。
<永井> 思考を巡らせてアイデアを生み出す作業は、テレワークと相性がいい気がします。
しかし、オフィスで同僚たちと交わす雑談から思わぬアイデアが生まれることも事実です。同僚たちと交わす雑談は自然発生的なもので、要件を第一に伝えなくてはならないオンラインミーティングとの相性は悪く感じます。オンラインで「これから雑談タイムです」と号令を出すのもちょっと無理がありますし(笑)。メンバーとはいつでもチャットができる環境にありますが、対面とはやはり勝手が違います……。対面に近い空気感をどのように実現するのかは今後の課題といえるかもしれません。
<永井> オンラインミーティングの頻度が上がったことは、パートナー企業さまにとってもメリットと言えそうです。以前は社内メンバーやパートナー企業さまの日程を調整し、会議室を押さえる必要がありました。些細なこととはいえ、積もり積もればタイムロスになります。スマートワークが浸透した今となっては、人さえ揃っていれば即座にオンラインで集まることが可能です。
進めているプロジェクト次第で一概には言えませんが、実際、一日の打ち合わせ件数は増えています。打ち合わせの後ろ倒しが減った分、リードタイムが延びる不安も解消されています。
<吉川> 永井は、スマートワーク導入後に引っ越しされました。今回の件で生活の場をガラリと変えたのは、グループ内では永井が初めてです。
<永井> 2020年8月に横浜から小田原に引っ越しをしました。ちょうど「新働き方宣言」が出た直後で、弊社がテレワークを大々的に進めようというタイミングでした。子どもが大きくなり、手狭に感じていたこともあり、思い切って決めました。自社がテレワークを推進してくれるのであれば、こちらとしても心強いなと思いました。
自宅で作業する日は、家族全員で三食をともにすることができます。また、海外企業との打ち合わせは時差の関係から早朝に組まれることも多く、それに間に合うよう出社することが大変でした。その点、テレワークなら余裕を持ち万全の状態で打ち合わせに臨めます。
週に一度の通勤は自己研鑚の時間でもあります。自身の業務に役立ちそうな社外のオンラインセミナー(オンライン学習プラットフォーム「Udemy」など)へも積極的に参加し、片道2時間ほどの移動を視聴時間として活用しています。
<永井> テレワークの推進により物理的な距離の制約は解消されます。遠隔地に住んでいる優秀な人材が本社の中核事業に関わることも可能になります。逆に、都市部にいる優秀な人材が地方に住まいを移したとしても中核事業に携わり続けられるということでもあります。地方の経済を盛り上げるきっかけにもなるかもしれません。
<吉川> スマートワークをあまり大げさに捉える必要はないと思います。あらゆる人材が場所を選ばずに働くことができるという、極めてシンプルな話です。オフラインとオンライン、どちらに偏重してもいけません。トライ&エラーを繰り返して、より効果的なバランスを見出していきたいですね。