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共有フォルダとは?Windowsでの作り方と注意点について解説

共有フォルダとは?Windowsでの作り方と注意点について解説

2025 11/5
共有フォルダとは、同じネットワークに接続された複数のコンピューターからアクセスできるように設定されたフォルダです。これにより、特定のファイルや情報を複数のユーザーと共有できるため、共同作業や情報共有を円滑に進める有効な方法として活用されています。この機能は、Windows 11といったOSに標準搭載されており、それぞれの設定方法を理解することで、誰でも簡単に共有フォルダを作成できます。また、より高度な管理が必要な場合は、サーバーを利用してアクセス権を設定し、セキュリティを強化することも可能です。この記事では、共有フォルダの基本的な知識から、Windows 11環境での具体的な作り方、安全に利用するための注意点までをわかりやすく解説します。これらの注意点を確認し、業務効率化に役立ててください。

※ 記事制作時の情報です。

1.共有フォルダとは?

共有フォルダとは、特定ネットワーク接続された複数パソコンからアクセス可能フォルダを指します。
通常、個々のパソコン保存されたファイルはそのユーザーしか利用できませんが、共有フォルダファイル保存することで、許可された他のユーザーもそのファイルを開いたり、変更したり、新しく追加したりすることが可能です。
この仕組みは、WindowsやMacといったOSの標準機能として提供されているほか、専用ファイルサーバーやNAS (Network Attached Storage) と呼ばれるストレージ機器利用して構築されます。

共有フォルダのイメージ画像

共有フォルダのメリット

共有フォルダ導入により、業務効率化情報管理精度向上期待できます。
主なメリット以下のとおりです。

2.Windowsでの共有フォルダの作り方

共有フォルダのイメージ画像

ここでは、Windowsで共有フォルダ作成する方法解説します。
企業オフィス環境で広く利用されているWindowsには、フォルダ簡単共有するための機能標準搭載されています。OSのバージョンによってユーザーインターフェース若干異なりますが、基本的設定の流れは同じです。

Windows 11での共有フォルダの作り方

Windows 11で共有フォルダの作り方は、以下のとおりです。

  • 共有フォルダ準備
  • フォルダ共有設定を開く
  • 共有有効化名前設定
  • アクセス権の設定
Windows 11では、まず共有したいフォルダを作成し、右クリックして「プロパティ」を選択します。
表示されたウィンドウから「共有」タブをクリックし、「共有」ボタンを押します。
次に、ファイル共有の相手を選択する画面が表示されるので、プルダウンメニューから共有したいユーザーやグループ (例:「Everyone」) を選び、「追加」をクリックします。
追加したユーザーの横に表示される「アクセス許可のレベル」で、「読み取り」または「読み取り/書き込み」の権限を設定します。
最後に「共有」ボタンをクリックすると、ネットワークパスが表示され、設定が完了します。

3.共有フォルダ作成時の注意点

共有フォルダ運用する際は、利便性同時セキュリティリスクも考慮する必要があります。誰でも簡単アクセスできる状態情報漏えいにつながる可能性があるため、適切アクセス設定不可欠です。
また、無秩序利用はかえって業務効率低下させるため、明確運用ルールを設けることが重要です。

以下では、共有フォルダ作成運用する上での注意点について解説します。

共有フォルダ作成時の注意点のイメージ画像

3-1. セキュリティ対策を徹底する

共有フォルダネットワークを介して複数ユーザーアクセスするため、常にセキュリティリスクに晒されていると認識する必要があります。例えば、チームの誰か一人パソコンマルウェア感染した場合、そのパソコンから共有フォルダアクセスすることで、フォルダ内のファイル暗号化されたり、他のユーザーパソコン感染拡大したりするおそれがあります。
このような事態を防ぐため、共有フォルダ運用するサーバーや各クライアントPCには、最新定義ファイル更新されたセキュリティソフトを導入しておくべきです。

これにより、不正ファイル共有されるリスク低減し、ネットワーク全体の安全性確保します。

3-2. アクセス権限を最小限に抑える

情報漏えいのリスク低減するため、共有フォルダへのアクセス権限必要最小限設定しましょう。業務関係のないユーザー重要ファイルアクセスできる状態は、情報漏えいや意図しないファイルの改ざん、削除リスクを高めます。特に個人情報企業機密情報を含むフォルダについては、アクセスできるユーザー厳密限定し、役割に応じて「読み取り専用」や「書き込み許可」といった権限を細かく設定するべきです。

誰がいつどのファイルアクセスしたかを記録するログ監査設定も併せて検討し、定期的権限設定見直して不要になったアカウント権限削除する運用も忘れずに行いましょう。

3-3. 運用管理を定期的に行う

共有フォルダ効果的活用するためには、技術的設定だけでなく、明確運用ルールを定めて徹底することが不可欠です。例えば、フォルダ階層構造ファイル名の付け方に一貫したルールがないと、必要情報を探し出すのに時間がかかり、生産性を損なう原因となります。
また、不要になったファイル各自放置すると、ストレージ容量を圧迫しかねません。ファイル保存期間命名規則を定め、定期的フォルダ内を整理するルールを設けることで、常に整理された状態を保ち、円滑運用実現します。

4.まとめ

共有フォルダは、同一ネットワーク上のユーザー間でファイルアクセスし、円滑情報共有実現するための仕組みです。適切設定運用することで、共同作業効率化ペーパーレス化の推進に大きく貢献します。
しかし、その利便性半面セキュリティ上のリスクも伴います。企業利用する際には、目的に応じてアクセス権限最小限設定し、アンチウイルスソフト導入定期的ログ監視といったセキュリティ対策徹底することが不可欠です。
また、フォルダ構成命名規則などの運用ルールを定め、計画的管理しなければ、かえって生産性低下させる原因にもなり得ます。
本記事解説した注意点を踏まえ、安全かつ効率的ネット環境構築してください。

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