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※ 記事制作時の情報です。
クラウドストレージは、インターネットを介してファイルを保存・管理できるオンライン上の保管場所です。物理的なハードディスクやUSBメモリと異なり、インターネットに接続可能な環境であればどこからでもアクセスできるのが大きな特徴です。さらに、ファイルの保管に加え、保存先のURLを共有することで、他者とスムーズにファイル共有ができます。
クラウドストレージが登場した当初は、セキュリティや管理体制の不安から機密情報をクラウド上に預けることを懸念する声も聞かれました。しかし近年では、暗号化技術や多要素認証、詳細なアクセス権限設定など、セキュリティ対策が強化されたサービスが増え広く利用されるようになりました。
ローカルストレージとは、PC本体に内蔵されたデータ保存領域です。主にハードディスクドライブ (HDD) やソリッドステートドライブ (SSD) といった物理的なデバイスを指し、画像や動画、ドキュメントなど、さまざまな形式のデータを保存できます。
ローカルストレージのメリットは、端末内にデータが保存されているため、管理が容易な点です。オフライン環境で利用可能ですが、データを他者に共有する際はメールやファイル転送サービスを使う必要があり、すでにオンライン上にデータがあるクラウドストレージと比較すると手間がかかります。また、物理的な記憶容量には限界があり、大容量のデータを長期間保存する場合は外部ストレージの追加購入が必要になります。
1-2. USBメモリ・外付けHDDとの違い
USBメモリや外付けHDDは、オフライン環境で利用でき、持ち運び可能なストレージデバイスです。データの共有には実際のデバイスを他者に渡す必要があるため、クラウドストレージのようにURLを共有してデータを瞬時に送るというような手軽さはありません。
さらに、これらのデバイスに保存されたデータを確認するためには、PCやスマートフォンなどのデバイス対応機器にUSBメモリや外付けHDDの接続が必要です。一方、クラウドストレージはインターネットに接続可能な環境であれば、いつでもどこでも利用できます。
ファイル転送サービスは、サーバーにデータを一時的に保管し、共有したURLにアクセスすることでそのデータをダウンロードできるサービスです。保存期間に制限が設けられており、設定された期限が過ぎるとデータは自動的に削除されます。
共有したURLやパスワードがあれば誰でもダウンロードできてしまうため、詳細なアクセス権限設定が可能なクラウドストレージの方がセキュリティ性や利便性に優れています。
クラウドストレージのメリットは以下の3つです。
クラウドストレージは、インターネット接続環境さえあれば、スマートフォン、タブレット、PCなど、さまざまなデバイスからアクセスできます。例えば、出張中にノートPCからプレゼン資料を修正したり、外回り中にスマートフォンから資料を確認したりと、さまざまな使い方があります。
2-2. データの共同編集が可能
クラウドストレージを活用することで、データの共同編集が可能になります。アップロードしたデータには複数人が同時にアクセスでき、リアルタイムでドキュメントを編集できます。
バージョン管理も自動化され、誰がどの部分を修正したかを確認できるため、効率的に作業を進められます。この機能はプロジェクト管理や共同ドキュメント作成、デザインレビューなど幅広い場面で活用されています。
クラウドストレージはデータの復元機能を備えており、誤って削除したファイルを簡単に復元できます。また、多くのサービスではファイルの編集前のバージョンが保存されるため、編集ミスが発生した際に過去の状態に戻すことが可能です。
例えば、誤って報告書の内容を変更してしまった場合や、重要な顧客データを削除してしまった場合でも、迅速に元の状態に戻せます。
クラウドストレージには、以下のデメリットがあります。
クラウドストレージを利用する際には、インターネット接続が必須です。そのため、オフライン環境では利用できず、インターネット環境が不十分な場所での作業が不便に感じることがあります。
すぐに作業が必要なデータは、ローカル環境にも保存しておくなど、ネットワーク接続ができない状況に備えた対策が必要です。
クラウドストレージはインターネットを介して利用するため、不正アクセスや情報漏えいのリスクを伴います。これを防ぐためには、強固なパスワードの設定や2段階認証の導入など、適切なセキュリティ対策を講じることが不可欠です。また、使用するクラウドサービスのセキュリティ対策や機能なども重要なポイントとなり、信頼性の高い企業を選ぶことでリスクを低減できます。
クラウドストレージは無料プランを利用できる場合もありますが、大容量やオプション機能を利用する場合は有料プランの契約が必要です。料金や容量、オプション機能は個人・法人ごとに異なるため、適切なプランを選ぶことが重要です。
クラウドストレージサービスの選び方は以下のとおりです。
クラウドストレージを選ぶ際は、容量や料金を比較する必要があります。容量と料金はサービスごとに大きく異なるため、必要な容量と予算に応じて選ぶことが重要です。また、長期利用を考える場合、容量アップ時の追加費用も確認しておきましょう。
料金体系は月額料金制と年契約制が一般的で、「契約ID数による料金」と「契約容量による料金」の2つに分かれています。少人数で利用する場合は「契約ID数による料金」がコストを抑えやすく、大人数で利用する場合は「容量上限のみの料金」が適しています。
クラウドストレージには、同期型と非同期型があります。同期型はリアルタイムでデータが自動的に更新され、複数人での共同作業や、常に最新の情報を共有する必要がある業務に適しています。例えば、プロジェクトチームで進行中のドキュメントを共有し、編集内容を即座に反映させたい場合には同期型を選ぶとよいでしょう。
一方、非同期型は手動でデータを更新する必要があります。そのため、大量のデータを長期的に保管したい場合や、頻繁に更新しないアーカイブ用のファイル管理に向いています。例えば、過去の資料や契約書の保管、定期的なデータバックアップを目的とする場合には非同期型が便利です。
利用目的に応じて、どちらの形式が業務や作業フローに適しているかを検討することで、効率的にクラウドストレージが活用できます。
クラウドストレージを選ぶ際は、共有機能の有無と使いやすさを確認することが重要です。ファイルやフォルダを他のユーザーと共有できる機能は、チームでの共同作業や写真、動画を共有する際に便利です。
特定の人と共有する場合は、リンクを利用して簡単に共有できる機能が最適ですが、リンクさえ知っていれば誰でもアクセスできてしまうため、セキュリティ面に懸念があります。不特定多数と共有する場合には、保存期間の設定やパスワードの付与機能、アクセス権限設定があるとより安心です。
例えば、アクセス権限設定が可能であれば、チーム内で資料を共有する際、編集可能なメンバーと閲覧のみ可能なメンバーを分けることで、データのセキュリティ面での強化が図れます。
クラウドストレージサービスごとの「容量」や「料金」などを「個人向け」と「法人向け」に分けて比較しました。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
プラン | 料金 (月額・税込) |
特徴 | ||
---|---|---|---|---|
15GB | 15GB | 無料 | 高い利便性を持つ Google サービスと連携可能 | |
100GB | Google One ベーシック | 250円 | ||
2TB | Google One プレミアム | 1,300円 | ||
2GB | Dropbox Basic | 無料 | シンプルな操作で共同作業に適しており、初心者でも直感的に利用が可能 | |
2TB | Dropbox Plus | 1,650円 | ||
3TB | Dropbox Essentials | 2,640円 | ||
9TB~ | Dropbox Business | 1,980円/ID | ||
15TB~ | Dropbox Business Plus | 3,168円/ID | ||
5GB | Microsoft 365 | 無料 | Microsoft 365との連携ができ、Officeアプリとのシームレスな操作が可能 | |
100GB | Microsoft 365 Basic | 260円/ID | ||
1TB | Microsoft 365 Personal | 2,130円/ID | ||
6TB | Microsoft 365 Family | 2,740円/ID |
Google One は100GBまで 月額250円で利用できるため、最もコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
1TB以上で最もコストパフォーマンスが高いサービスも、Google One です。容量をベースに料金や特徴を比較して最適なクラウドストレージサービスを選びましょう。
プラン | 料金 (月額・税込) |
特徴 | |||
---|---|---|---|---|---|
30GB/ID | Google Workspace Business Starter 上限ID数:300 |
748円/ID | Google 社が提供するビジネス向けクラウドサービス | ||
2TB/ID | Google Workspace Business Standard 上限ID数:300 |
1,496円/ID | |||
5TB/ID | Google Workspace Business Plus 上限ID数:300 |
2,244円/ID | |||
Google Workspace Enterprise Standard 上限ID数:無制限 |
2,860円/ID | ||||
Google Workspace Enterprise Plus 上限ID数:無制限 |
3,740円/ID | ||||
2TB | Plus | 1,500円 | シンプルで高い操作性を備えたクラウドストレージサービス | ||
3TB/ID | Essentials | 2,400円/ID (月間払いの場合) |
|||
9TB~/ID | Business | 1,800円/ID (月間払いの場合) |
|||
15TB~/ID | Business Plus | 2,880円/ID (月間払いの場合) |
|||
1TB/ID | Microsoft 365 Apps for enterprise 上限ID数:無制限 |
年契約プラン | 1,979円 | Officeアプリケーションのクラウドサービス | |
月契約プラン | 2,375円 | ||||
Microsoft 365 Apps for business 上限ID数:300 |
年契約プラン | 1,360円 | |||
月契約プラン | 1,631円 | ||||
ファイル ストレージ |
10GB/ID | ID単位コース | 基本:330円/ID 容量追加:110円/1GB |
安全なデータ共有と効率的な管理を実現するクラウドストレージサービス | |
10GB | 容量単位コース 上限ID数:300 |
基本:76,780円/10GB 容量追加:22,000円/10GB 上限100GBまで |
|||
100GB | 容量単位コース 上限ID数:1,000 |
基本:198,000円/100GB 容量追加:88,000円/100GB 上限1TBまで |
|||
1TB | 容量単位コース 上限ID数:5,000 |
基本:660,000円/1TB 容量追加:88,000円/100GB 上限2TBまで |
Google Workspace は柔軟な容量設定とID数に応じた料金体系で、企業やチーム利用に最適です。「Microsoft 365 with KDDI」はOfficeツール連携を重視する企業向け、「KDDI ファイルストレージ」は高いセキュリティ性を求める企業向けです。
料金、容量、機能を比較して最適なサービスを選びましょう。
ビジネス利用に向いているクラウドストレージサービスについて、おすすめの理由や便利な機能を踏まえて詳しく紹介します。
Dropboxは、シンプルな操作性で多くの企業に採用されているクラウドストレージサービスです。ファイルの迅速な共有や同期が可能で、リモートワークやチーム間のスムーズなコミュニケーションが可能です。Dropbox Paperを活用することで、チームでのブレインストーミングや会議資料の作成が効率的に行えます。
また、バージョン管理機能により、過去の作業履歴を簡単に確認でき、ファイルの復元や変更履歴の追跡が容易です。
6-3. Microsoft 365 with KDDI
6-4. KDDI ファイルストレージ
「KDDI ファイルストレージ」は、安全なデータ共有と効率的な管理を実現するクラウドストレージです。インターネット接続さえあれば場所を問わずファイルを確認・共有でき、柔軟な働き方をサポートします。
直感的な操作性を実現しながらもセキュリティ機能が充実しており、パスワードが窃取されやすいなどリスクがあるため日本政府も利用廃止を発表したPPAP (メールでパスワード付きzipファイルを送る方法の総称) の対策など、最新のセキュリティトレンドに対応しています。データは日本国内のデータセンターにて厳重に管理され、IPアドレスや端末制限、パスワードポリシー設定などの高度なセキュリティ機能が標準装備されており、安心して利用できます。
クラウドストレージは、データの保存、共有、共同作業を効率化する現代の必須ツールです。Google Workspace やDropbox、「Microsoft 365 with KDDI」、「KDDIファイルストレージ」など、用途や規模に応じた多様なサービスがあります。
選び方のポイントは、「必要な容量と料金」、「同期型や非同期型の選択」、「共有機能とセキュリティ」などです。
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