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クラウドストレージ (オンラインストレージ) のおすすめサービスは?メリットや選び方を紹介

クラウドストレージ (オンラインストレージ) のおすすめサービスは?
メリットや選び方を紹介

2025 1/29
クラウドストレージは、企業の業務効率を飛躍的に向上させるツールとして、多くの企業で導入が進んでいます。サービスの種類が豊富で、機能も多岐に渡るため、どれを選ぶか迷うこともあるでしょう。本記事では、クラウドストレージのおすすめサービスを比較するとともに、導入のメリットやデメリット、選び方について詳しく解説します。

※ 記事制作時の情報です。

目次

  1. クラウドストレージ (オンラインストレージ) とは
  2. クラウドストレージのメリット
  3. クラウドストレージのデメリット
  4. クラウドストレージサービスの選び方
  5. クラウドストレージの容量・料金比較表
  6. ビジネス利用におすすめのクラウドストレージサービス
  7. まとめ

1.クラウドストレージ (オンラインストレージ) とは

クラウドストレージへファイルを保存する様子

クラウドストレージは、インターネットを介してファイル保存管理できるオンライン上の保管場所です。物理的ハードディスクやUSBメモリと異なり、インターネット接続可能環境であればどこからでもアクセスできるのが大きな特徴です。さらに、ファイル保管に加え、保存先のURLを共有することで、他者スムーズファイル共有ができます。

クラウドストレージ登場した当初は、セキュリティ管理体制不安から機密情報クラウド上に預けることを懸念する声も聞かれました。しかし近年では、暗号化技術多要素認証詳細アクセス権限設定など、セキュリティ対策強化されたサービスが増え広く利用されるようになりました。
 

1-1. ローカルストレージとの違い

ローカルストレージとは、PC本体内蔵されたデータ保存領域です。主にハードディスクドライブ (HDD) やソリッドステートドライブ (SSD) といった物理的デバイスを指し、画像動画ドキュメントなど、さまざまな形式データ保存できます。

ローカルストレージメリットは、端末内データ保存されているため、管理容易な点です。オフライン環境利用可能ですが、データ他者共有する際はメールファイル転送サービスを使う必要があり、すでにオンライン上にデータがあるクラウドストレージ比較すると手間がかかります。また、物理的記憶容量には限界があり、大容量データ長期間保存する場合外部ストレージ追加購入必要になります。
 

1-2. USBメモリ・外付けHDDとの違い

USBメモリ外付けHDDは、オフライン環境利用でき、持ち運び可能ストレージデバイスです。データ共有には実際デバイス他者に渡す必要があるため、クラウドストレージのようにURLを共有してデータ瞬時に送るというような手軽さはありません。

さらに、これらのデバイス保存されたデータ確認するためには、PCやスマートフォンなどのデバイス対応機器にUSBメモリ外付けHDDの接続必要です。一方クラウドストレージインターネット接続可能環境であれば、いつでもどこでも利用できます。
 

1-3. ファイル転送サービスとの違い

ファイル転送サービスは、サーバーデータ一時的保管し、共有したURLにアクセスすることでそのデータダウンロードできるサービスです。保存期間制限が設けられており、設定された期限が過ぎるとデータ自動的削除されます。

共有したURLやパスワードがあれば誰でもダウンロードできてしまうため、詳細アクセス権限設定可能クラウドストレージの方がセキュリティ性や利便性に優れています。

2.クラウドストレージのメリット

クラウドストレージメリット以下の3つです。
 

2-1. さまざまなデバイスからアクセスできる

クラウドストレージは、インターネット接続環境さえあれば、スマートフォンタブレット、PCなど、さまざまなデバイスからアクセスできます。例えば、出張中ノートPCからプレゼン資料修正したり、外回り中にスマートフォンから資料確認したりと、さまざまな使い方があります。
 

2-2. データの共同編集が可能

クラウドストレージ活用することで、データ共同編集可能になります。アップロードしたデータには複数人同時アクセスでき、リアルタイムドキュメント編集できます。

バージョン管理自動化され、誰がどの部分修正したかを確認できるため、効率的作業を進められます。この機能プロジェクト管理共同ドキュメント作成デザインレビューなど幅広場面活用されています。
 

2-3. データの復元が可能

クラウドストレージデータ復元機能を備えており、誤って削除したファイル簡単復元できます。また、多くのサービスではファイル編集前バージョン保存されるため、編集ミス発生した際に過去状態に戻すことが可能です。

例えば、誤って報告書内容変更してしまった場合や、重要顧客データ削除してしまった場合でも、迅速に元の状態に戻せます。

3.クラウドストレージのデメリット

クラウドストレージには、以下デメリットがあります。

3-1. インターネットに接続する必要がある

クラウドストレージ利用する際には、インターネット接続必須です。そのため、オフライン環境では利用できず、インターネット環境不十分場所での作業不便に感じることがあります。

すぐに作業必要データは、ローカル環境にも保存しておくなど、ネットワーク接続ができない状況に備えた対策必要です。
 

3-2. 不正アクセスなどのおそれがある

クラウドストレージインターネットを介して利用するため、不正アクセス情報漏えいのリスクを伴います。これを防ぐためには、強固パスワード設定や2段階認証導入など、適切セキュリティ対策を講じることが不可欠です。また、使用するクラウドサービスセキュリティ対策機能なども重要ポイントとなり、信頼性の高い企業を選ぶことでリスク低減できます。
 

3-3. 継続的にコストが発生する

クラウドストレージ無料プラン利用できる場合もありますが、大容量オプション機能利用する場合有料プラン契約必要です。料金容量オプション機能個人法人ごとに異なるため、適切プランを選ぶことが重要です。

4.クラウドストレージサービスの選び方

クラウドストレージサービスの選び方は以下のとおりです。
 

4-1. 容量と料金

クラウドストレージを選ぶ際は、容量料金比較する必要があります。容量料金サービスごとに大きく異なるため、必要容量予算に応じて選ぶことが重要です。また、長期利用を考える場合容量アップ時の追加費用確認しておきましょう。

料金体系月額料金制年契約制一般的で、「契約ID数による料金」と「契約容量による料金」の2つに分かれています。少人数利用する場合は「契約ID数による料金」がコストを抑えやすく、大人数利用する場合は「容量上限のみの料金」が適しています。
 

4-2. 同期型か非同期型か

クラウドストレージには、同期型非同期型があります。同期型リアルタイムデータ自動的更新され、複数人での共同作業や、常に最新情報共有する必要がある業務に適しています。例えば、プロジェクトチーム進行中ドキュメント共有し、編集内容即座反映させたい場合には同期型を選ぶとよいでしょう。

一方非同期型手動データ更新する必要があります。そのため、大量データ長期的保管したい場合や、頻繁更新しないアーカイブ用のファイル管理に向いています。例えば、過去資料契約書保管定期的データバックアップ目的とする場合には非同期型便利です。

利用目的に応じて、どちらの形式業務作業フローに適しているかを検討することで、効率的クラウドストレージ活用できます。
 

クラウドストレージを手動で同期する様子

4-3. 共有機能とセキュリティ

クラウドストレージを選ぶ際は、共有機能有無と使いやすさを確認することが重要です。ファイルフォルダを他のユーザー共有できる機能は、チームでの共同作業写真動画共有する際に便利です。

特定の人と共有する場合は、リンク利用して簡単共有できる機能最適ですが、リンクさえ知っていれば誰でもアクセスできてしまうため、セキュリティ面に懸念があります。不特定多数共有する場合には、保存期間設定パスワード付与機能アクセス権限設定があるとより安心です。

例えば、アクセス権限設定可能であれば、チーム内で資料共有する際、編集可能メンバー閲覧のみ可能メンバーを分けることで、データセキュリティ面での強化が図れます。
 

5.クラウドストレージの容量・料金比較表

クラウドストレージサービスごとの「容量」や「料金」などを「個人向け」と「法人向け」に分けて比較しました。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
 

5-1. クラウドストレージサービス (個人向け)

サービス名
容量
プラン 料金
(月額・税込)
特徴
Google One
15GB 15GB 無料 高い利便性を持つ Google サービスと連携可能
100GB Google One ベーシック 250円
2TB Google One プレミアム 1,300円
Dropbox
2GB Dropbox Basic 無料 シンプルな操作で共同作業に適しており、初心者でも直感的に利用が可能
2TB Dropbox Plus 1,650円
3TB Dropbox Essentials 2,640円
9TB~ Dropbox Business 1,980円/ID
15TB~ Dropbox Business Plus 3,168円/ID
OneDrive
5GB Microsoft 365 無料 Microsoft 365との連携ができ、Officeアプリとのシームレスな操作が可能
100GB Microsoft 365 Basic 260円/ID
1TB Microsoft 365 Personal 2,130円/ID
6TB Microsoft 365 Family 2,740円/ID
  • ※ 2025年1月調べ

Google One は100GBまで 月額250円で利用できるため、最もコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
1TB以上で最もコストパフォーマンスが高いサービスも、Google One です。容量ベース料金特徴比較して最適クラウドストレージサービスを選びましょう。
 

5-2. クラウドストレージサービス (法人向け)

サービス名
容量
プラン 料金
(月額・税込)
特徴
Google Workspace
30GB/ID Google Workspace Business Starter
上限ID数:300
748円/ID Google 社が提供するビジネス向けクラウドサービス
2TB/ID Google Workspace Business Standard
上限ID数:300
1,496円/ID
5TB/ID Google Workspace Business Plus
上限ID数:300
2,244円/ID
Google Workspace Enterprise Standard
上限ID数:無制限
2,860円/ID
Google Workspace Enterprise Plus
上限ID数:無制限
3,740円/ID
Dropbox
2TB Plus 1,500円 シンプルで高い操作性を備えたクラウドストレージサービス
3TB/ID Essentials 2,400円/ID
(月間払いの場合)
9TB~/ID Business 1,800円/ID
(月間払いの場合)
15TB~/ID Business Plus 2,880円/ID
(月間払いの場合)
Microsoft 365 with KDDI
1TB/ID Microsoft 365 Apps for enterprise
上限ID数:無制限
年契約プラン 1,979円 Officeアプリケーションのクラウドサービス
月契約プラン 2,375円
Microsoft 365 Apps for business
上限ID数:300
年契約プラン 1,360円
月契約プラン 1,631円
KDDI
ファイル
ストレージ
10GB/ID ID単位コース 基本:330円/ID
容量追加:110円/1GB
安全なデータ共有と効率的な管理を実現するクラウドストレージサービス
10GB 容量単位コース
上限ID数:300
基本:76,780円/10GB
容量追加:22,000円/10GB
上限100GBまで
100GB 容量単位コース
上限ID数:1,000
基本:198,000円/100GB
容量追加:88,000円/100GB
上限1TBまで
1TB 容量単位コース
上限ID数:5,000
基本:660,000円/1TB
容量追加:88,000円/100GB
上限2TBまで
  • ※ 2025年1月調べ

Google Workspace は柔軟容量設定とID数に応じた料金体系で、企業チーム利用最適です。「Microsoft 365 with KDDI」はOfficeツール連携重視する企業向け、「KDDI ファイルストレージ」は高いセキュリティ性を求める企業向けです。
料金容量機能比較して最適サービスを選びましょう。

6.ビジネス利用におすすめのクラウドストレージサービス

ビジネス利用に向いているクラウドストレージサービスについて、おすすめの理由便利機能を踏まえて詳しく紹介します。
 

6-1. Google Workspace

Google Workspace は、Google が提供するビジネス向けクラウドサービスで、大容量の Gmail や Google ドライブビデオ会議表計算などのITツール統合したパッケージです。

リアルタイムでのファイル共有共同編集ビデオ会議チャット機能を備え、チーム生産性向上貢献します。セキュリティ面では、2段階認証セキュリティキー使用して不正アクセスリスク低減します。

KDDIでは、Google Workspace の導入計画から初期設定教育支援運用開始後サポートまで一貫したサービス提供しており、企業スムーズ導入支援します。
 


6-2. Dropbox

Dropboxは、シンプル操作性で多くの企業採用されているクラウドストレージサービスです。ファイル迅速共有同期可能で、リモートワークチーム間のスムーズコミュニケーション可能です。Dropbox Paperを活用することで、チームでのブレインストーミング会議資料作成効率的に行えます。

また、バージョン管理機能により、過去作業履歴簡単確認でき、ファイル復元変更履歴追跡容易です。
 

6-3. Microsoft 365 with KDDI

「Microsoft 365 with KDDI」は、OneDriveのほか、Word、Excel、PowerPoint などの Officeアプリケーションクラウドベース提供し、業務効率大幅向上させる便利機能が揃った企業向サービスです。「Microsoft 365 Apps for enterprise」と「Microsoft 365 Apps for business」の2つのプラン用意されており、企業規模ニーズに応じた柔軟選択可能です。

1ユーザー当たり最大15台のデバイスインストールができます。
 

6-4. KDDI ファイルストレージ

「KDDI ファイルストレージ」は、安全データ共有効率的管理実現するクラウドストレージです。インターネット接続さえあれば場所を問わずファイル確認共有でき、柔軟な働き方をサポートします。

直感的操作性実現しながらもセキュリティ機能充実しており、パスワード窃取されやすいなどリスクがあるため日本政府利用廃止発表したPPAP (メールパスワード付きzipファイルを送る方法総称) の対策など、最新セキュリティトレンド対応しています。データ日本国内データセンターにて厳重管理され、IPアドレス端末制限パスワードポリシー設定などの高度セキュリティ機能標準装備されており、安心して利用できます。

7.まとめ

クラウドストレージは、データ保存共有共同作業効率化する現代必須ツールです。Google Workspace やDropbox、「Microsoft 365 with KDDI」、「KDDIファイルストレージ」など、用途規模に応じた多様サービスがあります。

選び方のポイントは、「必要容量料金」、「同期型非同期型選択」、「共有機能セキュリティ」などです。
本記事解説した内容参考に、最適クラウドストレージサービスを見つけてください。

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