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テレワークを始めた当初は、リビングのダイニングテーブルで夫婦が向かい合う形で仕事をしていたのですが、長期化するにつれ相手のWeb会議の時の発言、タイピング音などが気になり集中できなくなってきたそうです。その解消のために整えたのが「テレワーク部屋」でした。リビングとは別の部屋を片付け、新しく机や椅子、デュアルディスプレイにするためのモニターを購入し、仕事場として集中できる環境を整えたそうです。
以来、夫がテレワーク部屋、Hさんはリビングというスタイルが定着しましたが、リビングで仕事をしていると子供に何かを頼まれたり、配達の受取などの対応が必要になったりすることもあるので、「重要な会議の時は替わってもらうこともある」そうです。
また、会議の時間に家族がいる時は、「これから会議に入る」と家族に伝えることも自宅で働くときの工夫の一つだそうです。
当初は、キャンプ用のテーブルなどを活用してテレワークを行なっていたTさん。
しかしながら4月からの完全テレワーク以降、状況の長期化を見越し、本格的にテレワーク環境を整備することに踏み切りました。新しく購入したのは、机、椅子、モニター、パソコンスタンド、スマートフォンホルダーです。
Tさんの場合、デュアルディスプレイはオフィスと同じ生産性を確保する上で必須なのだそうです。
そしてスタンドを用いてディスプレイやキーボードの角度を変えることは目の疲れや肩こりの軽減につながっています。この一式揃えるのにかかった費用は3万円程度とのこと。
今後もテレワークが続くと考えると、良い投資だったとTさんは話していました。
一人暮らしのOさんは、テレワークにはすんなり移行できたものの、家族がいる人とは違ったストレスを感じたそうです。
例えば、ダイニングテーブルで仕事をしていると、仕事だけでなく食事も同じ場所、見ている風景も同じになります。話し相手が近くにいるわけでもありません。「お昼に必ず外出する」「作業する場所を時々変える」「毎日チームで雑談する時間を作る」ことで、テレワークを単調にせず、気分転換をする工夫を紹介してくれました。Oさんに限らず、比較的若い世代では、自宅に固定電話回線を敷いておらず、持っているのはスマートフォンだけというケースも多いようです。
また、自宅に光回線を引いていないケースも見られます。幸いにもOさんは、会社支給のスマートフォンを使い、テザリング接続をすれば業務を行うことは可能ですが、将来的には安定的にネットワークが使える選択肢が増えると、もっと効率的に仕事ができそうです。
最後に外回りの多い営業はどんな環境で仕事をしているのでしょうか。
KDDIの場合、法人営業部門ではLTE対応パソコンを配布していて、Kさんはその利用者の1人です。他の3人とは異なり、LTE対応パソコン使っているので、社内外との打ち合わせは自宅で、作業をするときは気分転換を兼ねて好きなカフェでという具合に場所を問わず快適に仕事ができるそうです。カフェの中には公衆Wi-Fiを無料で利用できることを売りにしているところもありますが、LTE対応パソコンならそういったインターネット環境を探す必要もありません。
以前はLTE対応のタブレットを使っていたのですが、用途は外出先で資料を見る、メモを取るぐらいに限られていました。
より複雑な操作が必要な見積作成や社内システム処理などの操作はいままでオフィス外ではあまりできませんでしたが、LTE対応パソコンによって場所を問わずに業務が進められるようになったとKさんは話します。
このようにそれぞれの環境・状況で工夫してテレワークでの業務を続けているようです。自宅のハード面の環境がよくなったとしても、ネットワーク環境が遅いとスムーズに業務をすることはできません。別のある社員は、自宅で業務をするときはLTE対応パソコンをWi-Fiに接続していましたが、ネットワーク環境がよくないときは、LTEに切り替えるなど、適宜切り替えることで快適に業務を継続することができていると言います。
外出先だけではなく自宅でも活用できるのがLTE 対応パソコンのよいところの一つと言えるでしょう。LTEに対応するパソコンメーカーも増えています。
LTE 対応パソコンの利便性は、起動が早いこと、外出先でWi-Fi回線を探さなくていいこと、セキュリティリスクがあるフリーWi-Fiにつながなくていいことです。
自宅での環境が整ったとしても、快適に仕事をするために必要なのはネットワークに安定的につながることです。
社員の働き方に合わせて、パソコンにも選択肢を提供することもありかもしれません。