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Z世代の社会人が考える「理想の働き方」は、「できる限り毎日、オフィスへ出社する」が38.8%で最多です。
「できる限りテレワーク、出社は最低限」が27.6%、「出社とテレワークを適度に組み合わせたハイブリッド」が19.1%でした。
Z世代の社会人はオフィス派が圧倒的に多い結果となりました。
一方、Z世代の学生、つまりこれから働き始める世代では、「ハイブリッド」希望が44.3%で最多です。
次いで「テレワーク中心」が28.3%。「毎日オフィスへ出社」は17.0%と少なく、同じZ世代でも就業経験によって大きな差が付きました。比較対象として調査したミレニアル世代の社会人(2016年以前に入社)では、理想の働き方として、「毎日オフィスへ出社」が43.7%と最多です。「テレワーク中心」が24.8%、「ハイブリッド」は21.3%と、Z世代社会人と同じ傾向となりました。
調査結果を見ると、コロナ前の社会人経験の有無で、「理想の働き方」の傾向が異なり、「毎日オフィスへ出社」を重視する傾向があります。どちらの世代もコロナ禍の中でテレワークやリモート授業を経験していますが、社会人経験が長い世代の人ほどオフィス出社や対面によるメリット、あるいはリモートワークの不自由さを感じる機会が多かったのかもしれません。
特に、Z世代の社会人は、入社直後からリモートワークというケースもあり、「ハイブリッド」を理想とするZ世代の学生とは異なり、働きやすいオフィスやリアルなコミュニケーションを求めているのかもしれません。
「就業先の企業にあるとうれしい制度」では、「週休3日制」が一番の人気でした。Z世代社会人では56.6%、Z世代学生で53.8%、ミレニアル世代の社会人では69.7%と圧倒的な数字です。社会人経験が長いほど、週休3日制の「ありがたみ」を感じているようです。
「フレックス」と「副業」も人気があります。「フレックス」はZ世代社会人で35.5%、Z世代学生で44.3%、ミレニアル世代の社会人で37.0%。「副業」もZ世代社会人で34.2%、Z世代学生で39.6%、ミレニアル世代の社会人で41.3%が回答と、どの世代にも人気です。これらの制度は学生にとってメリットが分かりやすく、社会人にとってもニーズが強いといえそうです。
他の選択肢は、上位3種ほどの数字を集めていませんが、世代により差が出ています。「育成プログラム」に魅力を感じているのがZ世代社会人で13.2%、Z世代学生で21.7%、ミレニアル世代の社会人で16.9%。「通勤手段の制限撤廃」はZ世代社会人で15.1%、Z世代学生で19.8%、ミレニアル世代の社会人で13.8%でした。若い世代ほど諸制度への関心が高い傾向があります。
これから社会人になる若い世代に対しては、魅力的な社内制度を整えることが有効なアピールとなりそうです。
「働きたい場所」として、Z世代の社会人の48.0%、Z世代の学生の53.8%、ミレミアル世代の社会人の55.5%が「地元」を選びました。都会に出て働くよりも、慣れ親しんだ地元で働くことを希望する傾向が、各世代ともに非常に強いことが分かりました。
この傾向は、わざわざ都会に移り住む魅力が薄くなっていることを反映しているのかもしれません。リモートワークが普及したことや、インターネットとEコマースの普及により、情報や商品の入手の格差が地方と都会で少なくなっていることが背景にあるのでしょう。それだけでなく、若い世代では変化よりも安定、安心を求める傾向があるといえそうです。
「職業や会社の選択をする時に重要視するポイント」として、「時間や場所に柔軟な働き方」「安定している」「給与が高い」の3項目が、どの世代でも50%台と多くの回答を集めました。
「やりがいがある」を挙げた比率は、社会人と学生で意識の違いが見られました。ミレニアル世代は24.8%、Z世代の社会人は23.7%ですが、Z世代の学生では38.7%と顕著に数字が増加しています。学生の方が「やりがい」に注目しているといえます。
一方、「育休制度が充実」「社会貢献やSDGs (持続可能な開発目標) に積極的」「育成プログラム」「会社のビジョンなどへの共感」「D&I (多様性やインクルージョン) 」「海外で働く事ができる」の各項目は10%を下回りました。
赤枠のトップ3項目に比べて大きな差が付きました。
ただし細かく見れば、ミレニアル世代よりもZ世代の方がSDGsやD&Iへの感度がやや高い傾向があります。
「一番コミュニケーションが取りやすいと感じる方法」を聞いたところ、どの世代でも「対面」が圧倒的な回答数を集め1位となりました。
Z世代社会人では61.2%、Z世代学生では58.5%、ミレニアル世代社会人では実に69.7%にのぼります。
社会人経験を積んでいるほど「対面」に価値を見いだしている傾向があります。この傾向は先の「理想の働き方」の回答とも共通しています。コロナ禍で、「対面」のコミュニケーションが制約される時期が長く続きました。
その反動で「対面」に票が集まったのかもしれません。
2位の回答は「チャット」でした。
ミレニアル世代の社会人で11.0%、Z世代の社会人で17.1%、Z世代の学生で19.8%と、若い世代ほど回答が増えています。今後は、仕事のコミュニケーション方法としてチャットを「使いやすい」と感じる若い世代が増えていくことが予想されます。LINEのようなスマートフォン上のチャットツールをプライベートでも日常的に使っていることが影響していると思われます。
以上、Z世代の「働き方」の意識を探ってきました。
大きな傾向として、Z世代は「オフィス」「対面」「地元」「安定」を重視しています。
意外と思われるかもしれませんが、若い世代が求めているのは変化・冒険・挑戦より、まず安心できる職場環境です。
その背後には厳しい経済環境への不安感があるのかもしれません。
その一方で、Z世代は「テレワーク」「チャット」「柔軟な働き方」にも強い関心を示しています。
若い世代は、安心できる職場環境を求めていると同時に、テレワークも適宜使いこなした柔軟な働き方を希望しているといえるでしょう。Z世代の希望する働きやすい環境を整備していく事は、未来の企業を支える人材を確保するという面でも重要になってきます。全員が出社を必要とするなどの画一的な働き方の提示だけでは、もはや従業員のニーズが満たせなくなりつつあります。
一人ひとりが時間や場所を選択し、柔軟に働くための安全でフレキシブルなIT環境の整備は企業にとって避けて通れないものとなっているのかもしれません。
調査概要
回答者の主要プロファイル
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< 掲載内容 >
~大企業・中小企業・スタートアップ向け~
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