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いまこそ考えたい、 働き方に合わせた 「勤怠管理」
Smart Workコラム vol. 18

いまこそ考えたい、 働き方に合わせた 「勤怠管理」

2021 7/27
コロナ禍を機に増加している在宅勤務。出社が減ったことで、従業員の稼働状況の実態が把握しづらくなり、さらにプライベートな空間に業務が入ってきたことで、本人自身も過重労働に気付きにくくなっている傾向があります。こうした課題に企業はどう対応していくべきなのでしょうか。
勤怠管理分野で17年の実績があるヒューマンテクノロジーズ株式会社 チャネル開発部 課長 横田 正裕 様、チャネル開発部 池上 昌彦 様に、KDDI株式会社 ソリューション事業本部 サービス企画開発本部 クラウドサービス企画部の由上 喜人が話を聞きました。
※ 記事内の社名、部署名、役職は取材当時のものです。

いまこそしっかり考えたい勤怠管理

横田 正裕 様
ヒューマンテクノロジーズ株式会社
チャネル開発部 課長

横田 正裕 様

由上 コロナ禍で働き方が多様化するなか、改めて勤怠管理重要性が問い直されています。この点で最近ではどのような傾向がありますか。

横田様 当社でもお問い合わせ件数が増えました。実際コロナ禍前の2019年と2020年の売上高比較したところ、120%増となっています。
在宅勤務が増え、それまで社員証やICカード入退室で行っていた勤怠管理ができなくなったこと、また今まで出社時に行っていた残業申請有給休暇申請などを自宅から行う必要が生じ、それに対応しなくてはならなくなったことなどの背景があると思います。

由上 勤怠管理に関しては、コロナ禍前からも働き方改革推進されておりかなり注目されていたと思いますが、そもそもはどのようなニーズがあったのでしょうか。

横田様 中小企業場合勤怠管理システム未導入企業が約7割といわれていましたが、そうした企業人事労務関係でIT投資を行う場合優先度が高いのが勤怠管理です。
理由として従業員労働に対して給与支払必要があるのは当然ですが、働き方改革法案施行され、中小企業には2020年から適用になったことも背景にあります。

今までタイムカードやExcel、出勤簿管理していた企業にとって、残業時間管理有給消化者アナログ管理するのは限界があります。Excelの場合最低限イントラネット共有することができますが、それでも「月末にならないと勤務時間集計ができない」など、従業員勤務状況リアルタイム把握できないという課題がありました。

ほかにも改正労働法への迅速対応コンプライアンスへの対応といった課題があり、勤怠管理システムへのニーズが高まりました。そこへコロナ禍が起こり、「在宅勤務でも勤怠管理ができるようにしたい」という新たなニーズが生まれたのです。


適切な勤怠管理は従業員の健康を守ることにつながる

由上 適切勤怠管理推進するためのポイントを教えてください。

池上様 当社では、前提条件として「時代に合った労働環境を作ることが、従業員定着率向上させ、企業運営を守ることにつながる」と考えています。
いまの時代なら、出社勤務在宅勤務ハイブリッド対応した体制環境構築することが求められるでしょう。そこで必要になるのは、多様な働き方を実現できるソリューションと、その勤務状況適切管理できる仕組みを提供することです。
タイムカードをはじめとするアナログ管理では、リアルタイム勤務状況把握できません。

また、集計には人事担当者相当負荷がかかりますし、出社前提となります。

池上 昌彦 様
ヒューマンテクノロジーズ株式会社
チャネル開発部

池上 昌彦 様

さらに、在宅勤務業務遂行する上では、業務用パソコン自宅にあるため、つい働きすぎてしまうという新たな課題発生しています。
以前、ある広告代理店勤怠上退勤になっているものの、パソコンは夜まで稼働していて問題になったことがありました。オフィスにいれば遅くまで残業している従業員に声かけができますが、在宅になると働き方が見えない部分があり、今まで以上注意必要です。

つまりこれからは、働き方を問わず「仕事スタート」から「終わり」を正確把握する必要があります。実労働時間適切管理し、有給消化適切に行われているか、正社員アルバイトといったさまざまな雇用形態があるなかで、従業員健康労働意欲発展させるためにも、勤怠管理重要性が高まっています。

由上 そのニーズに応えるのが「KING OF TIME」ですね。

池上様 はい。当社勤怠管理分野で17年の実績があり、クラウド型勤怠管理システムのなかでも豊富機能を備えた「KING OF TIME」を提供しています。
年3回のアップデート最新法改正対応するほか、お客さまからの声も反映した機能追加でさらなる利便性向上に努めています。
まず、普段操作する画面は、管理者はもちろん、ITに不慣れな従業員にも分かりやすいシンプル画面にしています。


<従業員の打刻画面例>
<従業員の打刻画面例>
<管理者画面例>
<管理者画面例>

打刻方法もさまざまです。

「KING OF TIME」のパスワード認証のほか、Windowsのログオン・ログオフ時の自動打刻モバイルからの打刻最近では体温検知システム連携した打刻など昨今ニーズに合った打刻連携可能になりました。

従業員自分勤務時間把握できることはもちろん、残業時間過多があった際、メール通知アラートを出すことも可能で、無理な働き方に偏らないように、人事担当者当人両方管理できます。

さらに、給与システムモバイル型の業務コミュニケーションシステムチャットシステム、IT資産管理システムとのAPI連携可能で、業務実態パソコン稼働状況も踏まえて正しく勤怠管理を行うことができます。
 

由上 勤務状況可視化され過ぎると、従業員は逆にストレスを感じたりしませんか?

横田様 はい、おっしゃる通りです。私も可視化されすぎるのは一従業員としてストレスに感じます…(笑)。

ただ重要なのは、企業従業員勤務状況正確把握し、課題に対して対策を打てる状態を作ることだと思います。従業員適切労働を行っているかを把握し、それを就業規則などの社内ルールでどういう時に勤怠データ参照するのか従業員に伝えることが重要だと思っています。


自社に最適な勤怠管理システムを選ぶには

由上 喜人
KDDI株式会社
ソリューション事業本部 サービス企画開発本部
クラウドサービス企画部

由上 喜人

由上 KDDIでも、勤怠管理システムについてお問い合わせいただいた場合は、ツール選定支援から導入までサポートしていますが、お客さまに合うツール選びが鍵になると感じます。最後に、最適勤怠管理システムを選ぶコツを教えてください。

池上様 機能性」「導入コスト」に加え、「複雑就業ルールコンプライアンス対応できるか」という点がポイントです。機能性は言うまでもなく、全体的な使いやすさ、打刻手法多様性連携柔軟性など、細かい点にも気を配らなくてはなりません。管理者ツール毎日使従業員双方視点必要ですね。

見落としがちなのが導入コスト算出方法です。クラウド型の勤怠管理システム数多くありますが、「登録ユーザーに応じた課金」か「打刻した人数分だけの課金」か、2つのパターンがあります。
休職または育休中従業員がいる場合登録ユーザー数課金だと、たとえ利用していなくても課金されてしまいますが、打刻人数課金ならば、その心配はありません。

まずは機能コストコンプライアンス遵守で最もパフォーマンスが高い製品を選び、その上でサポート体制なども評価して最適ツール選択することが大切です。

横田様 働き方が多様化している今だからこそ、勤怠管理ツールが果たす役割重要性も増していると感じます。アナログ管理からデジタル管理目的導入いただくお客さまもいらっしゃれば、導入後人事労務管理給与明細をWeb配信したい、検温出退勤打刻同時に行いたい、勤怠データ統計表示したいなどさまざまなニーズがあります。

時代とともに変化するニーズにお応えし続けてきたからこそ、お客さまからご評価いただき、勤怠管理SaaS市場シェアNO.1をいただけているのだと思います。

今後も「KING OF TIME」を通じて、お客さまの変化するワークスタイル全力サポートしていきたいと思います。

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