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結局一番自分に合うWeb会議はどれ?
Smart Workコラム vol. 01

結局一番自分に合うWeb会議はどれ?

〜各ツールの特長を徹底比較〜

2020 9/30
在宅勤務の実施が余儀なくされている今、多くの方に活用されているのがWeb会議です。Web会議のツールは世の中にたくさんあり、「結局自分に合うツールはどれなの?」と悩む方も多くいらっしゃると思います。
今回は、Microsoft Teams、Webex Meetings、Google Meet、Zoomの各Web会議ツールについて徹底比較し、どのような場面、どのような方に適しているのかをそれぞれの特長とともに解説します。

まずは各ツールの基本スペック比較表はこちら。

Microsoft
Teams
Webex
Meetings
Google Meet
Zoom
インターフェース
ブラウザおよび専用アプリケーション ※1 ブラウザおよび専用アプリケーション ※4 ブラウザで完結。Android/iOSは、専用アプリケージョンもあり ブラウザおよび専用アプリケーション
会議に参加できるユーザー数
250人 ※2 1,000人 500人 ※6 100~500人
1,000人まで拡張可能
画面共有/アカウントなしで会議に参加/会議録画機能/ライブストリーミング配信
フリープラン
6カ月
×
あり ※7
あり
セキュリティ
会議参加のパスワード設定
ロビー待機

※管理者設定可
IPアドレス制限
○ ※3
○ ※5
× ※8
×
デバイス制限
○ ※3
○ ※5
× ※8
×
ホワイトボード機能
×
コールイン

※電話会議オプションが必要
  • ※1 Firefox、Safariはサポート対象外です。
  • ※2 Teamsライブイベント機能場合10,000人になります。
  • ※3 Azure AD、KDDI Business IDなどの認証サービスとの連携にて可能です。
  • ※4 ブラウザプラグイン必要対応ブラウザはMicrosoft Edge、Google Chrome のみとなります。
  • ※5 KDDI Business IDとの連携必要です。
  • ※6 同一組織内ユーザーに限り、最大10万人視聴可能ライブストリーミング配信可能です。
  • ※7 Google アカウントをお持ちのすべてのユーザー無料提供。G Suite をご契約いただいているお客さまは、高度ビデオ会議機能を2020/9/30まで無料使用可能です。
  • ※8 Context Aware Accessで代替可能です。

Outlook連携によりボタン一つでWeb会議を始められる

社内でのチームコラボレーションが高められるMicrosoft Teams

最大特長は、”Outlookとの連携で、予定表からボタン一つでWeb会議設定可能であること。
Outlookをお使いであれば、手間が全くかからずにWeb会議設定ができます。チャット画面共有はもちろん、ホワイトボード機能もあるほか、チームチャットをしている最中ボタン一つで会議に移ることもできるので、対面仕事をしているときと変わらないシームレスコミュニケーション実現できます。1対1やチームでのWeb会議のほか、ウェビナー開催手軽にできるところも魅力
欲しい機能がすべてつまったMicrosoftユーザーにとって最適ツールです。

予定表からワンクリックでWeb会議の設定が可能
予定表からワンクリックでWeb会議の設定が可能

リッチなWeb会議を行いたい

会議の品質はもちろん、セキュリティもしっかりと担保した会議を行いたい
という方には、Cisco Webex Meetings

部長会でも使用 (緊急事態宣言前の様子)
部長会でも使用 (緊急事態宣言前の様子)

シスコでは2007年からWeb会議提供している歴史があり、その品質セキュリティ安定している。
エンドエンド暗号化しているほか、ホワイトボード一筆ごとに暗号化しており、さらにテキストファイル動画顧客名などはそれぞれ別々のデータセンター格納するという徹底ぶり。
1000名まで参加可能なため、大規模会議開催に向いているほか、オプションイベントセンター利用すれば、Q&Aや投票機能統計なども使えるウェビナー開催することも可能です。

また、最大特長は”専用デバイスであるCisco Webex Boardと併用して使うことで高品質会議可能であること。
話す人の声を認識ピンポイントに拾いに行くことができ、クリア音声を届けられるほか、顔認識機能により、話者ズームアップすることが可能。Web会議でよくある、「今、誰がしゃべった?」がなくなります。会議室に1台あることで、格段に使い勝手向上します。
Cisco Webex Board以外にも専用デバイスラインアップ豊富で、ちょっとしたフリースペース最適卓上型のCisco Webex DX80や、既存モニター設置することでCisco Webexの機能利用可能なCisco Webex Room Kitなど、お使いの環境に合わせたデバイス選択することが可能です(もちろんスマートフォンタブレットパソコンなどからでも参加できます)。
会議室での会議見据えて長期的目線で見ると持っていると安心ツールです。

卓上型デバイス Cisco Webex DX80
卓上型デバイス Cisco Webex DX80

Google Workspace ユーザーにとって使い勝手抜群のWeb会議

Google アカウントを持っていれば無料でビデオ通話が行える Google Meet

4月より順次リリースされている Google Meet と Gmail の統合により、Gmail の画面から Google Meet を使ったビデオ会議スタートすることができます。
Gmail のサイドバーに「Meet」という項目表示され、ここをクリックすることですぐに Google Meet の会議開始することができます。
専用アプリケーションインストール不要ですべてブラウザ完結できるところも魅力画像スプレッドシートドキュメント送信ができるのはもちろん、画面共有機能も備えています。
さらに最大16名の参加者サムネイル表示する機能リリース予定で、多くの参加者反応を見ながら会議を進めることが可能になります。

さらにAIが画面の明るさを自動調整する「低光量モード」やノイズキャンセル機能追加され、Google ユーザー既存ツールとの連携抜群なWeb会議ツールです。

Google Meet 使用画面
Google Meet 使用画面

とにかく手軽にさっとWeb会議をしたい

“Zoom飲み”の造語もでき昨今一気に有名になったZoom

zoom rooms

その人気秘密は、”フリープランアカウント発行は30秒ほどででき、かつゲスト側はアカウント不要でURLのクリックのみで参加することが可能”であること。
明日急遽取引先とWeb会議したい」など、緊急で打ち合わせしたいけどWeb会議ツールを持っていない、という方にぴったりです。
無料ベーシックプランでは、1対1のWeb会議無制限グループでのWeb会議でも40分までは利用可能最大100人体制での会議ができるのも魅力
とにかく今すぐ手軽にWeb会議を行いたいという方はZoomがおすすめのツールです。

一方一時セキュリティ面が心配されていたが、4月以降セキュリティ強化のためのアップデートがされている。
目立位置に「セキュリティ」のアイコン設置し、ミーティングロック待機室機能、「ユーザー報告」する機能などが利用できる。不審利用者通報する機能も近々加え、ズーム安全に使ってもらいやすくしていくようです。


快適にリモートワークするために


急速利用が広まったWeb会議自宅にいる時間が長くなる中で、さまざまな取り組みを行いながらうまく活用している例が多くあります。ヘッドセットを使うことによって、没入感があり相手の声が聞き取りやすいほか、長時間のWeb会議を行っても耳が疲れにくく、重宝している方も多くいるようです。

実際に我々のチームにおいては、リモートワークでの取り組みとして「でいちむ」というのを実施しています。通常出社時であれば週に1回チームミーティングを行っていましたが、在宅勤務が始まってからは、でいちむ(=デイリーチームミーティング)、つまり毎日チームミーティングに切り替えてMicrosoft Teamsで行っています。でいちむを始めた意図としては、在宅勤務中チームメンバー同士で話す機会が減ってしまう中で、会話をすることでリフレッシュも兼ね、ちょっとした相談がしやすい環境を作るために、1日1回は話す時間を作ろうということで設定しました。当初は、話すことがあれば、、くらいで始めたものですが、毎回30分の時間いっぱい使ってお話しており、いまでは楽しみの時間になっています。

さらには、「在宅なのにWeb会議のためにメイクするのは面倒…」や「自宅の中を見られるのはちょっと…」といった方にはSnap Cameraを使っている方が増えているようです。Snap Cameraは、Web会議をするときの映像エフェクトをかけることができるアプリケーションで、メイク加工エフェクト背景を変えられる機能があり、メイクアプリケーションに頼っているという声が上がっています。今現在は、パソコンへの対応のみでタブレットスマートフォンへは未対応となっています

Web会議を行う上でどうしても気になるのが、会議中に音や映像途切れないかなど品質部分かと思います。各ツール品質評価するのも大事かと思いますが、使用するネットワーク環境今一度見直してみてはいかがでしょうか。Wifiやルーター が最新バージョンになっているかなどの確認や、fast.comなどで速度計測して確認してみてください。

ツールにおいて機能アップグレードしているほか、さまざまなキャンペーンも行われています。リモートワークでもリアルコミュニケーションとかわらないコミュニケーション実現するために、ご自身にあったWeb会議ツールを見つけてみてはいかがでしょうか。



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